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更新日:2022年10月25日
南信教育事務所飯田事務所
91名の皆様にご参加をいただいて、第2回学校・社会人権教育連絡協議会を開催しました。
「共生社会はめんどくさいです。でも共生社会は楽しいです」(講師・猪又竜さんの言葉)
10月18日、第2回飯伊地区人権教育連絡協議会が開催されました。小・中・高校の先生や保護者の方、市町村教委や公民館の担当者、その他の所属先からもご参加いただき、90名をこえる皆様と「人権」と「多様性」について考えました。
上記の猪又さんの言葉の通り、すべての人の人権が尊重される共生社会をつくることは簡単なことではありません。だからこそ、私たちは学び続ける必要があるのです。学び続けることで、私たちや子どもたち、地域の方々の人権感覚は磨かれていくのでしょう。その結果として、楽しい共生社会が実現することを願います。以下に、参加者の感想・意見の一部紹介します。
【講演会】「多様性と助け合いの社会を知ろう」
○障がいや性の違いのように多様性があるが、まずはその人を見る、知るということが大切だと分かりました。(中学校PTA)
○私自身も聴覚障害があります。猪又さんや井出さんのお話から「パズルのピースのように苦手なところは誰かが補ってくれるし、得意なことを誰かのために役立てるように」人とのつながりをこれからも大切にしていきたいです。(中学校教諭)
○(相手が)障がい者だからと言って助けるのではなく、(自分が)障がい者だから「助けて」というのではなく、誰でも助け合い、「助けて」と言えることが大切だと思います。このことを小学生が自然とできるように、伝えていけたらいいなと思いました。(小学校教諭)
【第1分科会】シンポジウム「多様性を認め合える社会はどうすればできるか」
○チャットやルーム分けでの話合いで、会場や講師の方との一体感を持って研修に参加できました。違いには価値があること、自分にはないものを持っている人を素晴らしいと思えることなど「多様性に価値がある」ことを確認する行動を心がけていきたいです。(高等学校教諭)
【第2分科会】人権教育基礎講座 参加体験型学習
○考えが違った場合に、相手の意見は相手の意見として受け入れられるか、それが大切だと思いました。決めつけや思い込みは生きづらさにつながる。聞くだけではなく、体験することを通して子どもと共に学んでいけたらと思います。(小学校教諭)
【第3分科会】「外国人差別の現状と課題について身近な人権から考えましょう」
○先入観の危うさを再認識できました。「知らないから偏見が生まれる」というのは人権教育の共通したキーワードだと思います。みんなで知り合って仲良くなっていける地域にできるよう、業務に生かしていきたいです。(公民館主事)
【第4分科会】「中学校『あけぼの』の活用例2~模擬授業を通して~」
○「権利について学ぶ学習である」という点を意識して授業することを職員に共通理解していきたいと思いました。「基本的人権について教育基本法で約束された教育である」という講師の言葉が心に落ちました。(中学校教諭)
皆様の貴重なご意見を今後の連絡協議会の企画運営に生かしてまいります。ご参加いただいた皆様、運営に関わっていただいた皆様、ご協力をありがとうございました。
(飯田事務所主任指導主事 宮下健治)
趣旨 | 「長野県人権教育・啓発推進指針」や「人権教育推進プラン」をふまえ、人権教育の今日的な課題について研修することにより、人権についての正しい理解と認識を深め、学校や地域社会において人権教育の充実を図り、人権問題を自らの課題として解決していこうとする意欲と実践力を育む機会とする。 |
日時 | 令和4年10月18日(火) 14:00 ~ 16:40 |
会場 | 飯田合同庁舎 講堂他 |
内容 |
(1) 全体講演会 演題:「多様性と助け合いの社会を知ろう」 講師:井出 今日我 さん、猪又 竜 さん (2) 分科会 ① 第1分科会 シンポジウム「多様性を認め合える社会はどうすればできるのか」 ② 第2分科会 人権教育基礎講座(ワークショップ)参加体験型学習 講師:中信教育事務所生涯学習課指導主事 佐々木 洋一 ③ 第3分科会 外国人差別の現状と課題について身近な人権から考えましょう 講師:南信教育事務所生涯学習課指導主事 唐澤 秀司 ④ 第4分科会 中学校「あけぼの」(6訂版)の活用例2~模擬授業を通して~ 講師:南信教育事務所学校教育課指導主事 代田 理恵 |
参加者 | 91名(幼稚園・保育所・学校・PTAにおける人権教育担当者、県・市町村職員、人権教育の諸課題に取り組む諸団体関係者 等) |
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