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更新日:2017年10月13日
農業大学校
平成29年度研修日記
農業大学校研修部ってどんなことやってるの?
そんなあなたの疑問にお答えすべく、実際の研修模様を日記にしてお伝えします!
研修部に興味のある方は是非ご覧ください。
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(1日目)
(2日目)
本日から2日間の日程で農ある暮らし研修(第6回)を開催し、13名の参加がありました。天候で当初の内容を変更し、初日はネギの出荷調整作業をしました。根切り、皮むき、切除、袋入れの工程作業を分担し行いましたが、お店で購入する際、このように手間がかかって販売されていることを実感できたようです。その後、稲刈り・はぜ掛けをしましたが、悪天候の中での作業で雨具が泥んこになっていました。翌日は、リンゴの収穫適期を学んだ後、シナノドルチェの収穫作業と、荷造りをしました。その後、東御市「永井農場」と、小諸市「松井農園」を訪問し、農産物加工、観光への取り組み等、貴重なお話しをお聞きしました。
本日午前、果樹専攻の研修生6名とプルーン(プレジデント)の収穫荷造りと、礼肥をしました。プルーンの収穫はプレジデントで終了となりますが、研修生は今までのプルーンと比べ果実の大きさに驚いていました。プレジデントは袋掛けをしたので果面は綺麗で、食味は野菜・花専攻の研修生、職員も行いましたが、美味しいとのことでした。その後、モモ、プルーン、ナシ、ブドウに礼肥しました。
本日、2条のコンバインで稲刈り(もち米)を基礎研修生が行いました。今年は生育後半、日照が少なく、温度が低く、収量や刈取り時期がどうなるのか不安でしたが、天候に恵まれ、ほ場条件も良く、本校の「もちひかり」20aのほ場の収穫を半日で終了しました。研修生は初めてのコンバイン操作で緊張しつつも楽しく、実りの秋を感じた一日になったようです。今後、コシヒカリの収穫作業を行います。
本日午前、果樹専攻の研修生6名とプルーン(くらしまプルーン、ベイラー)2品種の収穫・選別荷造りをしました。くらしまプルーンは例年、ベイラーより数日早く収穫できるのが、今年はベイラーと同時期での収穫となりました。プルーンの選別・荷造りは量が多く、作業が大変ですが、1品種3名で手分けして選別・荷造りし、午前で全て終了できました。
本日午前、共通実習で研修生13名とナシ(幸水)の収穫、ナシ(二十世紀)の除袋、モモの反射シートの洗浄、ブドウの品種毎の食味をしました。ナシ(二十世紀)はこれからの収穫時期を迎え、果皮色を確認し、効率良く収穫できるように、例年、収穫前に全て除袋するようにしています。また、ナシ(幸水)は本日最後の収穫となります。前述の作業は野菜・花き専攻の研修生7名に行ってもらいました。果樹専攻の6名は、モモの反射シートの洗浄をしてもらいました。最後はブドウの共通実習がないので農大にあるブドウ(巨峰[種あり]、巨峰[種無し]、サニールーシ゛ュ、ヒ゜オーネ、安芸クイーン、ナカ゛ノハ゜ーフ゜ル、クイーンイーナ、シャインマスカット)の食味をしました。さすがにシャインマスカットは満開80日も過ぎていないため本来の美味しさを味わってもらうことはできませんでしたが、他の品種は美味しく仕上がっているようで安心しました。
本日、野菜・花き専攻の研修生7名と視察研修をしました。視察先は、本校研修部を修了後、上伊那地区に就農し、アスパラガスとネギの複合栽培と、トルコギキョウ栽培をしている先輩農業者2名の方です。アスパラガスとネギ複合栽培者は、就農4年目で、低コストを前提に施設や機械の準備、栽培・販売上での課題や工夫している点を具体的に説明して頂きました。トルコギキョウ栽培者は、今年から本格的に始めており、経営品目を決定した理由、上伊那地区を就農先にした経過、関係機関の具体的な支援策、資金対応、施設整備など広範囲に説明して頂きました。お二人とも就農後、間もないことから、研修生にとっては、より身近に抱える課題を聞きたため、多くの質問が出され、当初の経営計画と実際の経営は違ったのか?機械設備に上での留意事項は?栽培管理や収穫調製の方法は?など幅広くになりましたが、お二人とも研修生の気持ちが分かることから懇切丁寧に回答頂きました。今回の研修は、将来の就農に向け具体的な課題や、将来の方向を検討する上で、大変勉強になったようです。
本日午前、果樹専攻の研修生6名とナシ(幸水)と、ブドウ(サニールーシ゛ュ)の選別荷造りをしました。幸水は9月5日から出荷が始まり、ほぼ終了となります。一方、サニールーシ゛ュは、本日から本格出荷となります。いずれも荷造りの仕方を実技・説明してから行ってもらいましたが、6名で役割を決め効率良く行ってもらいました。
本日午前、果樹専攻の研修生6名とナシの食味をしました。本校で栽培しているナシでおおむねこの時期、収穫となる「幸水」「あきあかり」「ササ゛ンスイート」「秋麗」「南月」5品種と、巨峰(無核)の食味をしました。品種によって収穫適期の違いがあることを承知の上で、食味をしましたが品種によって食味に大きな違いがあることを感じたとのことです。巨峰(無核)は食味は美味しいとのことでしたが、糖度は上段18%、中段・下段16%で収穫までにはもう少し時間が必要です。
(1日目)
(2日目)
本日から2日間の日程で就農体験研修(第3回)を開催し、10名の参加がありました。今回は、リンゴの葉摘み・玉回し、タマネギの播種、切り花と花束づくり、トマト等果菜類の収穫作業、ナシ(新水)等の試食と圃場説明を行いました。現地視察は、佐久穂町で有機農業に取り組まれている「いそベジ農場」の磯部和明氏と、同氏の里親であった「のらくら農場」の萩原紀行氏を訪問しました。特に萩原氏からは、土壌等への見識の豊富さや、本人の懐の深さによる人づくり等多くのことを学ぶことができ、大変意義深いものとなりました。
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