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更新日:2023年6月1日

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令和4年度長野県留置施設視察委員会による視察等の結果について

留置施設視察委員会による留置施設視察等の結果と委員会から提出された意見及び留置業務管理者が講じた措置等の概要

視察が行われた留置施設数

県下10警察署の留置施設に対する視察を行いました。

委員会に対する書面の提出状況

委員会に対する書面の提出が1件ありました。

委員との面接状況

1施設において、被留置者1名と面接を行いました。

留置業務管理者に提出された意見数

意見内容 件数
施設 5件
処遇 5件
管理運営

2件

合計 12件

留置施設視察委員会総評

  • 古い施設であっても、施設内の清掃・整理整頓がされており、狭いスペースを工夫して使用するなど努力が感じられる。
  • 支援員の配置がある施設では、支援員の丁寧な仕事ぶりが感じられるし、支援員の配置がない施設であっても、留置担当官の努力が感じられる。
  • 施設の新築や改修の際には、狭い場所の拡張やトイレの洋式化を希望する。
  • 太陽の陽にあたらないと、うつ気味になりやすいと言われ、改築・新築等する場合は、南側への運動場の設置を希望する。
  • 新型コロナウイルス感染者への対応では、被留置者の居室や動線などの工夫や、糧食等の提供といった運用面でも、感染防止の努力が感じられ感心させられた。
  • 留置担当官は、人間性を高めるような気持ちをもって、一生懸命取組んでいる様子が分かり気持ちが良い。

委員会から提出された意見と留置業務管理者が講じた措置等の概要

 

区分 留置業務管理者に対する意見 措置の概要

施設

運動場にエクササイズ方法などを紹介したポスターを掲示するなど方法を検討していただきたい。 本部留置管理課がストレッチ方法を記載したパンフレットを各留置施設に配布し官本として備え付けた。
脱衣場で使用している珪藻土の足拭きマットは硬質であり振り回された際危険なので軟質な物に変えた方がい良い。 軟質素材のウレタン製及び布製の足拭きマットに交換した。
居室から見えにくい時計もあるので、設置場所を改善して欲しい。 どの居室からも見えやすい位置に時計の設置箇所を変更した。
古い施設の和式トイレを洋式トイレにしてほしい。
  • 今後の新築や施設改修時に、可能な範囲で対応する方向で検討している。
  • 洋式便座が必要な被留置者は、簡易洋式便座を使用させる対応をしている。
風呂場のシャワーホースを短くしてあるが、ホースがない施設もあるので改修時には検討して欲しい。 シャワーホースを壁に固定する措置を講じた。今後、ホースの短縮化を検討している。

処遇

男性用・女性用に官本を区別しているがLGBTへの配慮から共用にしてはいかが。 官本を男性用・女性用に分けてリスト化していたが、共用に変更した。
外国人被留置者が母国を感じられるよう、外国語書籍の充実を図って欲しい。
  • 署員等に外国語の本の寄付を呼びかけるなど、順次増やしている。
  • 本部留置管理課で外国語書籍を調達した。同書籍について各留置施設からの要請に基づいて貸し出すこととした。
面会室の木製丸椅子は、座面が固いため、長時間座ることができないなどの事情がある場合、通常の椅子を使用させるなどの配慮をしてほしい。
  • 座布団を用意して、申し出があれば使用させることで対応。
  • 車椅子が必要な被留置者には使用を認めている。
風呂場のマットや床に汚れがあるため、清潔を保ってほしい。
  • マットを交換した。
  • 風呂場の目地等の清掃を徹底し、浴室内の清潔維持に努めている。
官弁の野菜が不足しているので、カロリーだけでなくバランスも考慮し、不足分は自弁で購入できるような配慮をして欲しい。 官弁及び自弁糧食業者へメニューの更新を申入れを行い改善に向けて対応している。

管理運営

休憩室の畳が傷み始めているので、良好な職場環境の維持に努めてほしい。 畳を交換して、良好な職場環境の維持に努めている。
留置施設の鍵について、支障のない範囲で共通化して、担当官の負担軽減を図って欲しい。 県下留置施設に鍵の共通化を紹介して支障のない範囲での鍵の共通化を検討している。

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お問い合わせ

長野県警察本部警務部留置管理課
電話:026-233-0110(代表)

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