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更新日:2021年7月16日
山崩れ、がけ崩れなどの斜面崩壊のうち、すべり面が表層崩壊よりも深部で発生し、表土層だけでなく深層の地盤までもが崩壊土塊となる比較的規模の大きな崩壊現象を深層崩壊と呼びます。国では、深層崩壊について調査を実施し、その対策に取り組んでいます。
明治期以降の深層崩壊は、隆起量の大きい地域や、特定の地質に分類される地域に多いことが分かっています。
ここから、全国の深層崩壊の頻度を推定した「深層崩壊推定頻度マップ」が作成され、平成22年に公表されました。
深層崩壊推定頻度マップ(国土交通省HP)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
深層崩壊の跡地の分布状況から、深層崩壊の地域的な発生の傾向を表したものが「深層崩壊跡地密度マップ」です。
深層崩壊の発生実績を5kmメッシュごとに集計し、その密度を4段階で表したもので、平成24年に公表されました。
深層崩壊跡地密度マップ(国土交通省HP)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
地質条件等が同質の一定区域内における深層崩壊の相対的な危険度を示したものが「深層崩壊小流域レベル評価マップ」です。
空中写真判読等により、深層崩壊の発生実績・地質構造及び微地形要素・地形量(購買及び集水面積)を調査し、地質や気候条件がおおむね等しいと考えられる地域ごとに4段階で表したもので、平成24年に公表されました。
国では、深層崩壊の推定頻度が特に高い地域を中心に、大規模な土砂崩壊の発生を検知するセンサーの設置を進めています。
長野県内には、21箇所のセンサーが設置・運用されています。
火山噴火等に起因する火山泥流、火砕流、溶岩流などの災害に対して、警戒避難体制の整備のために、ハザードマップや監視カメラ等の整備を進めています。
重大な土砂災害の発生が迫っているとき、土砂災害の発生する時期や区域を明らかにするため、県や国で緊急調査を実施します。
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