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更新日:2025年3月28日
ユズは南信州でも比較的温暖な南部地域で栽培され、「柚餅子(ゆべし)」などの伝統食や農産加工品の原材料として地域振興に重要な役割を担っています。
南信州産ユズを望む声は高まっていますが、生産者の高齢化や担い手不足等により管理できなくなった樹が年々高くなり、栽培管理が困難となっています。その結果、収量品質が低下し、需要に応えることができていません。
そこで、農業農村支援センターでは、栽培管理が容易な樹形への転換を進め、収量品質の向上を図るため、2月12日(水)午前は阿南町の栽培ほ場、午後は泰阜村の栽培ほ場をお借りしてせん定講習会を開催しました。
この日は曇天のなか、両会場合わせて16名の生産者に参加いただきました。
ユズの樹と樹の間隔が十分確保され、脚立に3段ほど足を掛けた状態で8割程度の作業ができるくらいの高さにすることが目指すべき樹の形となります。
今年初めて開催した阿南町の会場では、樹形が高くなり収穫等の作業が大変となっている樹についてノコギリなどを使って切り詰める内容を中心に講習を行いました。
泰阜村の会場では阿南町での内容に加えて、苗を定植して数年の若い樹のせん定について講習を行いました。
参加いただいた皆さまは熱心に受講されていました。
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