お茶の講習会を開催しました

良質なお茶の生産を目指して講習会を開催しました

　南信州の南部地域で栽培されている「お茶」は、400年以上も前から栽培されていたという記述（南信濃村史）があるほど歴史ある特産品です。
しかし、山間急傾斜地での栽培であることや生産者の高齢化などにより、近年栽培面積は減少傾向にあり、平成2年に111haあった栽培面積は、令和5年には32ha（県園芸畜産課調べ）となっていますが、生産者の熱意と消費者からの根強い要望により支えられ、減少率は鈍化しています。
　そのような消費者から求められる品質の良い「お茶」を生産するためには、適期に適切な管理を行う必要があることから、支援センターでは、飯田市（上、南信濃）、阿南町、天龍村、泰阜村の各地で、3月6日～13日に「春整枝講習会」、4月16日～25日にかけ「茶摘み講習会」、6月7日～11日にかけて「夏季管理講習会」を開催しました。
　今年は、3月までは平年並みの生育でしたが、4月に入り急激に気温が高くなったため、お茶の生育スピードが速まり、茶摘みが早まったことで生産者の皆さんは大忙しでしたが、大きな霜被害もなく、まずまずの収穫となりました。
　今後も、「茶産地」の維持とお茶畑のある美しい農村風景を守っていくための支援を続けていきます。
 

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください