ここから本文です。
更新日:2024年2月1日
下伊那農業高校はアグリサービス科の2年生17人を対象に、長野県茶振興協議会(会長・永嶺誠一天龍村長)の「茶文化継承支援事業」を活用して、去る1月12日、同校において南信州地域の特産の「茶」について理解を深める体験授業を行いました。
同校においても茶の栽培に取り組んでいます。
授業の冒頭、南信州農業農村支援センター阿南支所の職員が南信州の茶の歴史や特徴などについて説明しました。
続いて長年にわたり本県の茶の生産振興にご尽力いただき、現在は茶業コンサルタントとしてご活躍されている増澤武雄氏(箕輪町86歳)を講師に「お茶のよもやま話」と題して、茶そのものの来歴をはじめ、健康に果たす役割など幅広い観点から、自身の体験も踏まえてのお話をいただきました。
続いてお茶をおいしくいただく体験実習を行いました。講師自らが栽培した番茶と静岡県産の煎茶について、最もおいしさが引き立つ湯の量や温度を慎重に測りながら、番茶と煎茶それぞれに適した淹れ方を体験し、おいしくいただきました。
最後には残った茶葉にポン酢をかけて試食し、その意外で新鮮な食感に驚く生徒もいました。
この頃はペットボトルでお茶を飲む機会が圧倒的に多くなってきておりますが、急須から最後の1滴まで注いでいただく「茶」本来の趣きが生徒らにしっかり伝わる授業となりました。
【南信州農業農村支援センター職員による授業の様子】
【生徒らにおいしい茶の淹れ方を指導する講師の増澤武雄氏】
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください