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更新日:2024年3月4日
ユズは南信州でも比較的温暖な南部地域で栽培され、「柚餅子(ゆべし)」などの伝統食や農産加工品の原材料として地域振興に重要な役割を担っています。
南信州産ユズを望む声は高まっていますが、生産者の高齢化や担い手不足等により管理できなくなった樹が年々高くなり、栽培管理が困難となっています。その結果、収量品質が低下し、需要に応えることができません。
そこで、栽培管理が容易な樹形への転換を進め、収量品質の向上を図るため、2月13日(火)午前は泰阜村の栽培ほ場、午後は天龍中学校の栽培ほ場をお借りしてせん定講習会を開催しました。
この日は天候にも恵まれ、両会場合わせて25名の生産者に参加いただきました。
ユズの樹と樹の間隔が十分確保され、脚立に3段ほど足を掛けた状態で8割程度の作業ができるくらいの高さにすることが目指すべき樹の形となります。
泰阜村の会場では高樹高化した樹をノコギリなどを使って切り詰める実習を主体に行いました。ユズの樹の表面には無数の鋭い「棘」が生えており、ケガを防止するために妨げとなる枝を切除して作業空間を確保してから太い枝を切除しました。
天龍村の会場では多くのユズの樹がおおむね管理しやすい高さに揃っていましたので、ハサミを使った側枝の切除などを中心に講習を行いました。
参加いただいた皆さまは熱心に受講されていました。
講習会で見聞きした知識や技術を身につけるためにも、まずは我が家のユズで実践することが重要です。
【泰阜村会場での様子 令和6年2月13日】
【天龍村(天龍中学校)会場での様子 令和6年2月13日】
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