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更新日:2017年1月25日

水産試験場

水カビ防除剤「パイセス」の新しい用法・用量について

技術情報安全安心な養殖魚生産のために!

水カビ防除剤「パイセス」の新しい用法・用量が追加!


ニジマスやイワナなどのマス類受精卵の水カビ対策として、現在唯一使用できる水産用医薬品「パイセス」(発売元:ノバルティスアニマルヘルス(株))が市販されてから3年余りが経過しました。養魚者の皆さんの中には、もう御使用されている方も多いと思います。

パイセスの用法・用量は、市販された当初は以下のとおりでした。

連日薬浴

薬浴時期:受精翌日から発眼卵として検卵するまでの毎日
薬浴時間:規定濃度に達してから30分間の薬浴
薬液濃度:用水1Lに「パイセス」0.1mLを混合

この度、この連日薬浴という用法・用量に加えて間歇(かんけつ)薬浴という新しい用法・用量が平成20年5月8日付けで承認され、その内容は以下のとおりです。

【間歇薬浴】(新しい用法・用量)

薬浴時期:受精翌日から発眼卵として検卵するまでの隔日もしくは3日に1度
薬浴時間:規定濃度に達してから30分間の薬浴
薬液濃度:用水1Lに「パイセス」0.2mLを混合

つまり、今までの倍の濃度で、2日に1回もしくは3日に1回に1回薬浴すれば良いということです。

下の図は長野県水産試験場で行った連日薬浴と間歇薬浴の比較試験結果です。倍の濃度での間歇薬浴でも、連日薬浴の成績と遜色はありませんでした。

連日薬浴にするか、間歇薬浴にするかは、皆さんの実情に合わせて選択していただければと思います。どちらの方法でも、本剤をあらかじめ飼育水で十分希釈してから薬浴に用いることと、使用後は30分以内に飼育水槽中の飼育水が完全に入れ替わるように注水を調節することには変わりありません。

「パイセス」をより効果的に使用するには、良卵を採ることはもちろん、収容する受精卵はよく洗卵し血液や余分な精液を除去するなど、水カビが生えにくいような管理をすることが重要です。

なお、使用済みの廃液を河川などへ廃棄する場合は、連日薬浴では3,333倍以上に希釈することとなっていますが、間歇薬浴で倍の濃度で使用した場合は6,666倍以上に希釈して廃棄することとなりました。パイセスの使用に当たって、何かご不明の点などがありましたら、水産試験場へお尋ねください。

参考:図解パイセス使用法滴下式と循環式)←使用法とコストについての詳しい説明です。



※連日投与:パイセス0.1ml/飼育水1L
※2日もしくは3日に1回投与:パイセス0.2ml/飼育水1L
※(%)は死卵のうち、水カビが付着していた割合


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お問い合わせ

所属課室:長野県水産試験場 

長野県安曇野市明科中川手2871

電話番号:0263-62-2281

ファックス番号:0263-81-2020

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