農業初歩的知識習得研修を開催しました

諏訪地域では、現在３名の里親研修生が就農に向けた研修に日々取り組んでいます。そこで、当センターでは研修生を対象に「農業初歩的知識習得研修会」を開催しています。

５月20日に、「病害虫・雑草防除」「土壌肥料」「農作業安全」の基礎等について諏訪合同庁舎にて集合研修(座学)を開催しました。病害虫・雑草防除の基礎では、防除の必要性や病害虫の発生要因、防除方法の種類、農薬の基礎知識等を説明しました。

研修生から「登録農薬の希釈倍数に幅がある場合、希釈の考え方は？」「散布液量の決め方は？」といった質問があり、熱心に受講されている様子が伺えました。

また、６月３日には先輩農業者圃場見学会を開催し、先輩農業者３名(夏秋イチゴ・ブロッコリー・パセリ)から、就農に至る経緯、就農後大変だったこと、今後の展望等についてお話を伺い、今後の計画の参考にしていただきました。この見学会では、夏秋イチゴのハダニ類に対する天敵製剤の導入、獣害対策の電気柵の設置、パセリの雨よけ栽培等の見学を通して、安定生産技術や多様な防除手段の考え方を学ぶ契機になったと思います。

３名の研修生は、各々異なる品目で就農を目指しており、引き続き基礎知識の習得と相互の交流を深め、諏訪地域の担い手として活躍していただくため、今後も関係機関が一丸となって積極的な就農支援を進めてまいります。

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