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更新日:2021年4月1日

上田食肉衛生検査所

用語解説

 

と畜場 食肉を目的に牛、馬、豚、めん羊、山羊をとさつ・解体処理する施設で、食肉衛生検査所のと畜検査員により、と畜検査が行われています。
と畜検査 と畜場法に基づき、牛、馬、豚、めん羊、山羊について疾病の有無を検査し、異常部分は廃棄されます。検査は獣医師であると畜検査員によって1頭ごとに行われます。
高病原性鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザはヒトのインフルエンザウイルスとは別のA型インフルエンザウイルスによる感染症です。このうち感染した鳥が死亡したり、全身症状を発症したり、特に強い病原性を示すものを「高病原性鳥インフルエンザ」と呼びます。鶏、七面鳥、うずら等が感染すると、元気消失、神経症状(首曲がり等)、呼吸器症状、消化器症状(下痢、食欲減退等)等全身症状が現れ、鳥類が大量に死亡することもまれではありません。2004年の冬には東アジア各国で発生が見られ、ベトナムとタイではヒトの感染者と死者が発生しました。わが国では2004年1月に山口県で鳥インフルエンザウイルスH5N1亜型による発生が79年ぶりに確認され、2月には大分県の愛玩用チャボと京都府の採卵鶏農場で同亜型による発生が確認されました。

伝達性海綿状脳症
(TSE)

プリオン病とも呼ばれ、牛海綿状脳症(BSE:Bovine Spongiform Encephalopathy)、めん羊、山羊のスクレイピー、鹿慢性消耗病(CWD:Chronic Wasting Disease)が知られています。異常プリオンタンパク質が神経組織などに蓄積する伝染病です。牛の脳に異常プリオンタンパク質が蓄積すると、数か月から数年間におよぶ潜伏期間の後、神経過敏や異常行動などを示し、食欲減退などにより消耗して、最終的に死に至ります。国内での発生は2001年から2009年の間に36頭の牛で見られましたが、これ以降の発生はなく、2013年に日本はBSE清浄国となりました。

伝達性海綿状脳症検査(PDF:102KB)
 
伝達性海綿状脳症(TSE)に罹患しているかどうか、牛、めん羊、山羊の延髄を検査材料にして、抗原抗体反応を応用したエライザ法(ELISA:Enzyme Linked Immunosorbent Assay)という方法により、スクリーニング検査を行なっています。そこで陽性反応を示した場合、国の検査機関等で確認検査(ウエスタンブロット法、免疫組織化学検査、病理組織検査)が行われます。平成13年10月から牛全頭を、平成25年7月1日以降は、と畜された48ヶ月齢超の牛について検査を実施してきましたが、平成29年4月以降は健康牛に係るBSE検査は廃止となり、生体検査で神経症状を示すなど、と畜検査員が疾病鑑別の観点から必要と判断した場合に検査が行われることとなりました。
一部廃棄 と畜検査・食鳥検査で異常が認められたもののうち、病気が一部に限局している場合や、人の健康へ影響を及ぼすおそれのない場合、異常のあった部分だけを捨てることです。
全部廃棄 と畜検査・食鳥検査で異常が認められたもので、病気が全身に蔓延しているものや、そのおそれのある場合、枝肉・内臓などすべてを捨てることです。敗血症などの全身の感染症、豚丹毒や炭疽などの家畜伝染病、全身の腫瘍や尿毒症などの疾病が全部廃棄対象となります。
保留 と畜された獣畜は検査所で精密検査をしている間、と畜場の冷蔵庫で保管され、枝肉や内臓は持ち出すことは出来ません。
抗菌性物質 ペニシリン等を代表とする抗生物質、サルファ剤など化学的に合成された合成抗菌剤などの総称です。

食品衛生法において「食品は抗生物質を含有してはならない」、「食肉、食鳥卵及び魚介類は、科学的合成品たる抗菌性物質を含有してはならない」と規定されていますが、抗菌性物質の種類によって、人の健康に影響のない範囲で、食品(食肉)の種類毎に残留基準が定められている薬剤もあります。

敗血症 細菌の感染が全身におよんだものです。敗血症と診断された場合、全部廃棄処分されます。
膿毒症 化膿巣や化膿菌が全身におよんだものです。敗血症と同様、全部廃棄処分されます。
尿毒症 腎臓の障がいや尿道結石により、尿の排泄ができなくなり、尿の成分が体内に蓄積される病気です。枝肉等から尿臭がします。全部廃棄処分されます。
豚丹毒 豚丹毒は、豚丹毒菌(Erysipelothrix rhusiopathiae)に起因する豚の細菌性疾患です。敗血症型、蕁麻疹型、関節炎型および心内膜炎型の4つの型に分類されます。豚丹毒と診断されると全部廃棄処分されます。

 

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お問い合わせ

所属課室:長野県長野食肉衛生検査所

電話番号:026-227-6209

ファックス番号:026-291-6300

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