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7月に入ると、全国安全月間。
上松技専でも、安全にかかわる講習や訓練を行っています。
写真は救急講話でAEDの使用を実践しているところで、木曽消防署の職員さんから救急時の対応についてご指導いただきます。
危険予知訓練ではの様子です。
危険な状況の図を見て、危険因子や安全確保について意見を出し合い、発表しています。
グラインダー講習では、研削砥石を安全に交換・使用する方法について学びます。
グラインダー講習を受け、テストに合格すると、「自由研削砥石特別教育」を修了することができます。
実習は、家具検定2級家具製作の実技課題へ。
春先から学んだ技術を活かし、確かめながら進めます。
上松技専の技能照査(修了試験のようなもの)を合格して修了すれば、家具技能検定2級の筆記試験は免除になります。
いよいよ家具製作も始まり、木材造形科はペアでの無垢材を使用した整理箱からグループでの家具製作、木工科はグループでのフラッシュ構造の家具からペアでの整理箱製作へと進んでいきます。
家具製作に伴い、機械を使用した加工も始まります。
ペア、グループで協力し合い、安全に気を付けながらの作業です。
木工科で製作するフラッシュ構造の家具は、枠を組んだ芯材に化粧合板などを貼り合わせた板を使用するので、軽く、狂いにくい家具を製作できます。
木工業界では求人の多い分野です。
木材造形科の無垢材を使用した家具は、樹種や木目の表情を活かすため、原材料から切り出す位置などを十分考慮しながら進めます。
形が仕上がったら、塗装の工程へ。
スプレーガンによる吹き付け塗装をしている様子です。
塗装の授業で、溶剤の調合や、用具の扱い等の実際塗装するための基礎知識を学び、練習もしっかり行って家具の塗装へ挑みます。
上松技専では8月に2~3週間程の夏休みを設けています。木工関係事業所の見学、インターンシップ、面接等の就職活動や、木工の展示会、講習会への参加で見知を深めるなど長期の休みを存分に活用してください。
夏休みが明けると、再び訓練の日々が始まります。
写真は、木工科の据え付け家具実習の様子です。
フラッシュ構造の家具で、空間に合わせて製作しています。
据え付け完了の家具と、できあがった整理箱。
どちらも美しいですね。
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