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千曲川流域下水道事務所
愛称:アクアパル千曲(平成8年7月決定)
「アクア」はラテン語の水、「パル」は英語で”仲間、友達”、イタリア語で「パルコ」の公園を意味し、水と緑に囲まれた自然豊かな処理場が、みなさまに親しまれ、愛していただける施設となるよう名づけました。
シンボルマーク(平成8年7月決定)
千曲川の頭文字「C」をモチーフに、水色は美しく輝き流れる千曲川を表し、当処理場で浄化される水をイメージしています。藍色は美しい千曲川に汚水が流入しないように流域をガードしている当処理場を表現しています。
全体計画 | 現況(令和5年3月末) | |||
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処理場面積 | 14.0ha | 14.0ha | ||
水処理能力 | 87,500m3/日 | 62,500m3/日 | ||
沈砂池ポンプ施設 | 主ポンプ | 6台 | 主ポンプ | 4台 |
水処理施設 | 標準活性汚泥法 | 7系列14池 | 標準活性汚泥法 | 5系列10池 |
汚泥処理施設 | 重力濃縮、機械濃縮、消化タンク、脱水機 焼却炉(50t/日)×2基 |
重力濃縮、機械濃縮、消化タンク、脱水機 焼却炉(50t/日)×2基 |
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管理施設 | 管理本館RC2階 | 1棟 | 管理本館RC2階 | 1棟 |
放流施設 | 放流渠内寸1.8×1.8m | L=0.2km | 放流渠内寸1.8×1.8m | L=0.2km |
放流ポンプ | 4台 | 放流ポンプ | 4台 |
千曲川流域下水道(上流処理区)水処理状況(令和3年9月末現在)(PDF:53KB)
<下水(汚水)処理に係る施設> |
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<下水汚泥処理に係る施設> | |
<処理場の管理、地域活性に係る施設> |
第1ポンプ棟は平成8年度に、第2ポンプ棟は平成20年度に完成した施設です。
流域関連公共下水道(長野市、千曲市、坂城町)から排除された下水(汚水)を、流域下水道の管路施設である流域幹線で集め、その集めた下水は終末処理場のこの施設に入ります。
終末処理場に入った下水は、まず最初に、この施設で下水中の土砂を池の底に沈めると同時に、スクリーン(目皿)により大きなゴミ(木の枝や布切れなど)を取り除きます。 主な処理場施設一覧に戻る
平成11年度に完成した施設です。
下水をきれいにするのに、アルケラ、プロロドン、ロタリアなどの微生物の働きを利用しています。
その微生物が元気よく働くのに必要な空気を、この施設にある送風機を使い、微生物が下水をきれいにする場所である反応タンクに送ります。 主な処理場施設一覧に戻る
水処理の流れは、第1、第2ポンプ棟から送られてくる下水を、はじめに最初沈殿池に入れ2時間ほどかけゆっくり流して小さなゴミなどを沈め、次に反応タンクに送り10時間ほどかけて汚れを処理し、そのあとに最終沈殿池に入れ3時間ほどかけゆっくり流して、下水をきれいな水にします。
この池は、重力を利用して第1、第2ポンプ棟で分離することができなかった下水中の土砂や小さなゴミ(スクリーンを通り抜けたゴミ)を沈めて、下水をきれいにするところです。
ここまでの水をきれいにする過程を「一次処理」といいます。 主な処理場施設一覧に戻る
この池は、アルケラ、プロロドン、ロタリアなどの微生物の働きを利用して、下水をきれいにするところです。
最初沈殿池から送られてきた下水に、活性汚泥という微生物を大量に含んだ泥を加え、活性汚泥中の微生物と下水中にいる微生物達に、下水中に溶け込んでいるタンパク質等の有機物を食べてもらい、下水の汚れを落とします。
ここで働く微生物達は、水中の空気が多いとよく働くので、ブロワー室の送風機を使い、下水中に大量の空気を吹き込むと同時にかくはんして、微生物が元気よく働く環境を作ります。 主な処理場施設一覧に戻る
この池は、汚れを食べ終えた微生物と、汚れを落とした水とに分離するところです。
汚れを食べ終えた微生物達は、集まって泥状の塊になる性質があるので、その性質と重力を利用して、時間をかけ微生物を沈め、活性汚泥(微生物等の集まった泥)の層と汚れを落とした水(上澄み水)の層とに分離し、上澄み水を次の施設に送ります。
なお、ここで分離した活性汚泥の大部分は反応タンクへ戻し、残ったものは余剰汚泥として、汚泥処理棟の常圧浮上濃縮機へ送ります。
ここまでの水をきれいにする過程を「二次処理」といいます。 主な処理場施設一覧に戻る
平成7年度に完成した施設です。
最終沈殿池できれいにした上澄み水を、この施設にある砂ろ過器を通し、水中に残っている小さくて軽い浮遊物質(水に溶けない物質)を取り除き、きれいにして終末処理場内の作業用水として利用しています。
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最終沈殿池できれいにした上澄み水は、この施設で次亜塩素酸ナトリウムという薬品を加え、消毒を行い、無害で安全な放流水にします。 主な処理場施設一覧に戻る
放流ポンプ棟は平成11年度に、放流渠は平成8年度に完成した施設です。
無害で安全な放流水は、放流渠に流し千曲川に放流します。
千曲川の水位が平常のときは、ポンプを使わず自然流下により放流していますが、大雨等の影響で水位が上昇しているときは、放流ポンプ棟にあるポンプを使い放流します。 主な処理場施設一覧に戻る
下水をきれいにする過程で出る泥状のゴミや下水中に含まれていたゴミを下水汚泥といい、最初沈殿池で沈んだ下水中の土砂や小さなゴミの集まった泥状のものを生汚泥といいます。
この生汚泥をこの施設に送り、重力を利用して含まれる水分の量を減らし、下水汚泥の量を減らします。 主な処理場施設一覧に戻る
最終沈殿池から送られてくる余剰汚泥は、常圧浮上濃縮機で水分の量を減らし、消化タンクへ送り、その後汚泥処理棟へ戻り、遠心脱水機でさらに水分の量を減らします。
現在は、施設の約5割を設置し、運転しています。
空気の泡と混ぜ合わせ、水中で空気が浮く力を使い、下水汚泥と水分を分離して含まれる水分の量を減らし、下水汚泥の量を減らします。 主な処理場施設一覧に戻る
消化汚泥に固まりやすくなる凝集剤という薬品を加え、回転させたときに生じる遠心力を利用して水分を減らし、泥状の状態から固形物として扱える粘土状の状態まで脱水し、下水汚泥の量を減らします。
この状態にした下水汚泥を脱水汚泥(脱水ケーキ)といいます。 主な処理場施設一覧に戻る
平成24年度に完成した施設です。
重力濃縮槽と常圧浮上濃縮機で水分を減らした下水汚泥を消化タンクに送り、約35℃に温め約20日間貯めて下水汚泥中にいる微生物等の有機物を、酸素の少ない若しくは無いところで発育する細菌類(嫌気性菌)の働きで発酵させ分解し、下水汚泥の量と臭気を減らすことができます。この汚泥を消化汚泥といいます。
発酵するときに出る消化ガス(可燃性ガスで、主成分はメタンガス)は、ガスホルダーに一時貯めておき、消化タンクを温める燃料や焼却炉の補助燃料等に有効利用することができます。 主な処理場施設一覧に戻る
焼却電気棟は、焼却炉の運転に必要な受電設備等の電気設備と他の終末処理場等からの脱水汚泥を受け入れる設備がある施設です。
1号焼却炉棟は平成13年度に、2号焼却炉棟は平成28年度に完成した施設です。
汚泥処理棟から焼却炉棟へ送られた脱水汚泥は、焼却炉の中で850℃以上に熱したけい砂と接触させて、瞬間的に燃やします。
この燃やした下水汚泥を焼却灰といいます。焼却灰は、トラックなどの運搬車で民間企業の廃棄物中間処理場へ運び、セメントの材料として有効利用されています。
なお、脱水汚泥を燃やしたときの排出ガスについては、集じん機を使い、ガス中のばいじん(灰の中に含まれる微粒子)などを取り除き、無害で無臭なものにして煙突から排出しています。
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平成8年度に完成した施設です。
この施設には、終末処理場を維持管理する職員が働く事務所、終末処理場や管路施設の状態を監視して主要な施設を運転操作する中央制御室、下水や放流水の水質を調べる水質試験室等があります。
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平成11年度に完成した施設です。
この施設には、事故や災害による停電時に終末処理場の運転に必要な電力を確保する非常用発電設備として、ガスタービン機関の原動機とブラシレス式の発電機と地下タンク式の燃料貯留槽があります。
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これらの施設は、千曲川流域下水道の整備促進と普及啓発と周辺地域の活性化を目的として、終末処理場の敷地内に設けました。
現在、地域住民の方々に有意義にご利用いただいています。(マレットゴルフ場・テニスコートの利用について)
【施設の利用に当たってのお願い】
以下の事項は禁止します。
・敷地内での集会および物品の販売
・危険な行為や危険なスポーツ
・立入禁止区域、下水道処理施設への立入、所定の場所以外への車両の乗り入れ
・花火や焚き火など、火気の使用
・たばこやごみのポイ捨て
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、以下の事項にご協力をお願いします。
・マスクを持参して会話をする際など、適切に着用する
・ご家族を含めて、体調が悪い場合は利用を見合わせる
・十分な距離(ソーシャルディスタンス)を確保する
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