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更新日:2023年7月7日

令和5年6月定例会本会議における各委員長の報告を掲載しました

委員長報告(令和5年6月定例会)

※委員長報告以外の令和5年6月定例会の状況

 

県民文化健康福祉委員長報告
産業観光企業委員長報告
農政林務委員長報告
危機管理建設委員長報告
環境文教委員長報告
総務企画警察委員長報告

 

 

 

県民文化健康福祉委員長報告

 

 県民文化健康福祉委員会に付託されました、議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、請願、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
 なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
 初めに、県民文化部関係であります。
 県民文化部からは、進行する少子化に歯止めが掛かっていないことを踏まえ、8月を予定に「少子化・人口減少対策戦略検討会議」を立ち上げ、結婚や出産、子育て等の希望をかなえるための支援策などについて幅広く議論を行い、具体的な政策づくりを進めていくとの説明がありました。
 委員からは、検討会議の立ち上げにあたり、「未来に希望が持てる社会を作る」というコンセプトを強く打ち出すことが重要であるとの意見や、少子化対策は、市町村との連携が重要であり、市町村単独での対応が難しい場合は、県や広域での支援が必要であるといった意見がだされました。
 このほか、4月に努力義務化された自転車用ヘルメットの着用促進や、県立大学 大学院が目指す人材育成、子育て世代のアーティストへの支援など、多岐にわたる議論が交わされたところであります。
 次に、健康福祉部関係であります。
 介護人材の不足が見込まれる中、その確保等に関して、複数の委員から質問がありました。
 健康福祉部からは、入職の促進や離職者の介護分野への就職支援、現任職員の技術・資質向上等への支援、仕事の切分け等働きやすさの向上による定着支援に取り組む一方、介護職員の賃金改善や、負担軽減のための介護ロボット・ICTの導入に対する事業所への支援拡大について、引き続き国に要望をしていくとの説明がありました。
 このほか、2025年問題を見据えた医療従事者の確保や、看護師の処遇改善、自殺・いじめ等の相談に係る民間を含む各相談窓口との連携などについて、議論が交わされたところであります。
 以上をもちまして、委員長の報告といたします。

 

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産業観光企業委員長報告

 

 産業観光企業委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決、または承認すべきものと決定し、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
 なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
 はじめに、観光部関係であります。
 観光部からは、新たな観光振興財源に関する検討のほか、アフターコロナにおける外部環境・ニーズの変化に対応するための「アウトドアクティビティ事業者」への支援、回復基調にあるインバウンドの流れを一層加速するための誘致策に取り組むとの説明がありました。
 委員からは、誘致策に加えて、インバウンド向けの案内や標識の多言語対応など、受け入れ環境整備の充実を求める意見のほか、観光振興財源の検討に用いる人流データの分析、山岳遭難の増加を踏まえた登山者向けの安全対策等に関して、意見や質問が出されました。
 次に、産業労働部関係であります。
 産業労働部からは、先行きの不透明な経済情勢が続く中、「厳しい物価高騰等の局面を乗り越えるための、生活者・事業者に対する切れ目のない支援」と、価格転嫁や生産性の向上を促す強靭で健全な経済構造への転換支援」を、2つの柱に据え、総合的な対策に取り組むとの説明がありました。
 委員からは、幅広い業種で人手不足が続いており、コーディネーターによる企業のDX支援を強化することで、労働生産性の向上を図る必要があるとの意見が出されました。
 この他、下請取引の実情を踏まえた価格転嫁へのサポートや、奨学金返還支援制度を活用する企業の増加に向けた周知などについて様々な意見や質問が出されました。
 次に、企業局関係であります。
 企業局からは、企業局の水力発電所で発電した電力を県庁舎に供給する「自己託送」を、都道府県庁舎としては全国で初めて実現したことや、発電所の建設・大規模改修による新規電源開発の進捗状況などについて説明がありました。
 委員からは、「自己託送」を含めた「県庁舎100%再生可能エネルギー化」のスキームに関して説明を求めたほか、水道事業の広域化や水道整備・管理行政の国土交通省への移管を踏まえた、インフラ整備の推進などについて、意見や質問が出されたところであります。
 以上をもちまして、委員長の報告といたします。

 

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農政林務委員長報告

 

 農政林務委員会に付託されました、議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決又は承認すべきものと決定し、請願、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
 なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
 初めに、農政部関係についてであります。
 農政部からは、4月の凍霜害による果樹等の被害に関して、引き続き被害状況を把握するとともに、被害を受けた農業者が、今後も意欲をもって営農を継続できるよう、必要な支援策を検討していくとの説明がありました。
 委員からは、凍霜害を防ぐために必要な設備投資やセーフティーネットの加入に対する支援に取り組んで欲しいとの発言や、昨今の気候変動を踏まえ、温暖化に適応した品種の開発などの試験研究を行うべきとの意見が出されました。
 このほか、家畜飼料や農業用資材等の価格高騰の影響を受ける農業者への支援などについて、議論が交わされたところであります。
 次に、林務部関係についてであります。
 委員からは、花粉症対策として、スギ花粉の発生源となるスギ人工林の伐採と植替えを促進するための取組について質問が出されました。
 林務部からは、今後、県内においても花粉の少ないスギ苗木の生産が開始される見込みであるほか、植栽など、再造林に係る支援の拡充等により、スギ人工林においても主伐・再造林を進めていく、との答弁がありました。
 また、委員からは信州F・POWERプロジェクトの状況について、詳しい説明を求める意見が出されました。
 このほか、林業就業者確保の具体的な方策など、様々な議論が交わされたところであります。
 以上をもちまして、委員長の報告といたします。

 

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危機管理建設委員長報告

 

 危機管理建設委員会に付託されました議案及び陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
 なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
 初めに、建設部関係であります。
 7月1日に小川村で発生した土尻川の氾濫、住宅等の浸水被害について、県が発注した工事が原因と考えられるとの発表に対し、委員から、工事の時期及び方法は適切であったのかとの質問がありました。
 建設部からは、本工事は災害復旧工事であること及び護岸が流出していることから、出水期に工事期間が重なったことや、現在、工事の実施状況について調査を進め原因究明を行っていると説明がありました。
 併せて、他の工事現場における安全確保の体制についても徹底していくとの答弁がありました。
 それに対し、委員からは、住民に対する早期の情報提供に努めるとともに、様々な角度から調査を行い、再発防止を徹底するよう意見が出されました。
 また、令和5年1月1日に施行された長野県土砂等の盛土等の規制に関する条例に基づく、盛土に対する県のチェック体制について質問がありました。
 建設部からは、リニア中央新幹線の工事で発生する盛土を含め、許可の対象となる盛土について、審査を行っていくとの答弁がありました。
 さらに、委員から、建設業従事者の若者離れ、女性活躍の観点を踏まえた県の取組について質問がありました。
 建設部からは、県内の建設業従事者の年齢構成は、29歳以下の若者が1割未満であり、女性の従事者割合は2割未満と著しく低い状況にあることから、現在、建設産業の魅力を伝えるため、建設産業団体や教育機関と連携し、中学生・高校生を対象とした職場体験学習等の取組を実施しているとの答弁がありました。
 次に、危機管理部関係であります。
 委員から、消防団の担い手不足による、地域の自主消防の存続危機に対する、県の取組について質問がありました。
 危機管理部からは、学生や女性の消防団員を増やすことや、県内の消防団員が割引等の特典サービスを受けられる「信州消防団員応援ショップ」の拡充など、様々な面から取り組んでいきたい、との答弁がありました。
 その他、地域の中核となる防災人材の育成や、住民主体の避難所開設等の防災対策など、様々な議論が活発に行われました。
 以上をもちまして、委員長の報告といたします。

 

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環境文教委員長報告

 

 環境文教委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決、承認または同意すべきものと決定し、請願、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
 なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
 初めに、教育委員会関係であります。
 教育委員会から、県立高校の再編・整備計画に基づく取組状況について説明がありました。
 委員からは、それぞれ高校には歴史や伝統、地域の想いなどがあることから、それらを重く受けとめ、将来をしっかりと見据えて、新しい時代の学びにふさわしい学校づくりを検討すべきであるなどの意見が出されました。
 また、不登校児童生徒が増加していることについて、委員からは、その児童生徒が持っている様々な可能性をしっかり伸ばしていけるよう、市町村教育委員会と連携して、更なる支援を進めるよう意見が出されました。
 このほか、県内の中学生、高校生を対象としたLINEによる相談窓口の更なる充実や特別支援学校等の卒業者の進路状況、教員確保の取組などについても、様々な意見が出されたところであります。
 次に、環境部関係であります。
 環境部からは、ゼロカーボン施策の加速化に向けた取組として、3月に作成した「長野県ゼロカーボン戦略ロードマップ骨子」の具体化を進めていくことや、地域と調和した太陽光発電事業を推進するための条例の素案について説明がありました。
 委員からは、ゼロカーボン戦略に掲げる高い目標の達成に向けて、市町村をはじめ、多くの県民や事業者と協力し、様々な施策を確実に推進していくことや、太陽光発電事業に関する条例は、適切な太陽光発電の普及促進にもつながる内容であることから、早期に制定するべきとの意見が出されました。
 また、市町村下水道事業の交付金申請事務における不適切事案について、委員からは、再発防止策の徹底を求めたところであります。
 このほか、食品ロスの削減、生ごみや下水汚泥の有効活用、ライチョウの保護対策などについても、引き続き、積極的に取り組むよう意見が出されたところであります。
 以上をもちまして、委員長の報告といたします。

 

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総務企画警察委員長報告

 

 総務企画警察委員会に付託されました、議案及び陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、陳情につきましては、書面で御報告申し上げましたとおり決定いたしました。
 なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
 初めに、警察本部関係であります。
 委員からは、5月に中野市で発生した警察官を含む4名が殺害された事件に関連し、事件の初動における警察官の安全確保について質問が出されました。
 警察本部からは、警察官の安全確保に向け、装備資機材の活用の徹底を図るとともに、あらゆる事態を想定した訓練を繰り返し行い、対処能力の向上を図っていくとの答弁がありました。
 次に、総務部・企画振興部関係であります。
 企画振興部から、少子化対策等を検討する「少子化・人口減少対策戦略検討会議」を8月に設置するとの説明があり、委員からは、全国の優良取組事例の県内市町村への普及や、検討結果に対して子育て経験者など当事者意見の反映が可能となる会議構成と運営を求める意見が出されました。
 また、委員からは、豪雪地帯への支援策の拡充について質問が出されました。
 企画振興部からは、本年3月に策定した「第八次長野県総合雪対策計画」に基づき、豪雪地帯の道路や除排雪体制の整備などに部局横断で取り組んでいるところであり、今年度拡充を予定している特別豪雪地帯住宅除雪支援事業などにより、引き続き支援を行っていくとの説明がありました。
 このほか、県の組織風土改革、マイナンバーカードの普及促進等についても、様々な意見が出されたところであります。
 以上をもちまして、委員長の報告といたします。

 

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長野県議会議会事務局議事課

電話番号:026-235-7413

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