旧優生保護法に関する新たな資料が発見されました

長野県（健康福祉部）プレスリリース令和５年（2023年）３月22日

　旧優生保護法（昭和23年から平成8年）に基づく優生手術※に関する個人記録が、　北信保健福祉事務所において新たに発見されました。
　　※旧優生保護法第３条（第１項第４号及び第５号を除く。）、第４条又は第12条に基づき実施された不妊手術

概要

　３月８日（水）北信保健福祉事務所において、保存文書の整理作業中に、「昭和43年優生保護手術」と記載された書類綴り１冊を発見

時期	性別	年齢（当時）	根拠規定	確認された資料
昭和43年	男性	18歳	12条※	① 優生手術適否決定通知書 ② 優生手術申請書 ③ 健康診断書および遺伝調査書 ④ 優生手術実施医師指定通知書 ⑤ 健康診断書 ⑥ 同意書 ⑦ 優生手術実施報告書

　　　※12条：遺伝性以外の精神病または精神薄弱の者
　　　　保護義務者の同意により審査会が決定

　・平成30年に行った調査で、個人名の記載のある資料は９件発見されています。
　　今回の資料とあわせ計10件となります。

　・保健福祉事務所等の県現地機関に対して、旧優生保護法に関する資料保有の再調査を行います。
　・県が保有する新たな資料として登録するとともに、公表内容の修正及び国への報告など、適切な処理を行います。