「世界の持続可能な観光地TOP100選」に千曲市が選出されました

持続可能な観光地域づくりに向け、長野県及び(一社)長野県観光機構が支援している千曲市が、県内2例目となる「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選出されました。

千曲市の優良事例「地域と未来をつなぐ『NEOネオン』」

千曲市の戸倉上山田温泉街では、近年の旅行形態の変化等による観光客の減少や、経営者の高齢化による店舗数の減少など温泉街のアイデンティティが失われつつある中、地域資源であるスナックを再定義し、スナック文化の再燃を目指す「NEOネオンプロジェクト」に取り組んでいます。
(一社）信州千曲観光局が主体となり、スナックの遊び方や入り方を発信し、楽しみやすい環境づくりに取り組んでおり、新たな若い世代のファンづくりや地域の文化の維持に大きく貢献しています。

世界の持続可能な観光地TOP100選（Green Destinations TOP100選）とは

持続可能な観光に関する国際認証団体であるGreen Destinations(GD)が、毎年世界中の観光地から優良事例を募集し、高い評価を獲得した地域が選出されるものです。観光地管理、自然と景観、文化と伝統等に関する基準の中から特に重要な15項目を満たし、持続可能な観光に向けた優良事例(Good Practice Story) を提出した地域から100地域が選ばれます。選出された地域はGDのHPに掲載され、国際的な認知度向上に繋がります。県内では、令和5年に小布施町が選出されています。詳しくはGDのHPをご覧ください。
　(https://www.greendestinations.org/home/what-we-do/solutions-for-travellers/top-100-destination-stories/)

県及び(一社)長野県観光機構の関わり

県では、しあわせ信州創造プラン3.0における「世界で稼ぎ地域が潤う経済循環実現プロジェクト」の一環として、持続可能な観光に関する国際認証の取得に向けた地域の取組を支援しています。令和5年度から、(一社)信州千曲観光局を含む県内観光地に対し、現状把握のためのアセスメントの実施への助言や、交通渋滞緩和に向けた旅行者の行動調査等への助成、地域におけるサステナビリティ・コーディネーターの養成など、(一社)長野県観光機構を通じて支援を実施してきました。

記者会見

今回の選出を受け、関係者による会見を行います。

日時及び場所：10月16日（水曜日）13時30分～　長野県庁会見場（本館3階）
登壇者： (一社)信州千曲観光局　小沼　浩栄　専務理事
　　　　千曲市　　　　　　　小川　修一　市長
　 (一社)長野県観光機構　中島邦雄　常務理事　　
　長野県　小林　伸行　観光スポーツ部次長