ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 発表資料(プレスリリース) > 諏訪湖における過去1万6000年間の水位変動を解明―諏訪湖の水位、世界的な気候変動に応答した可能性―

ここから本文です。

更新日:2024年4月30日

諏訪湖における過去1万6000年間の水位変動を解明
―諏訪湖の水位、世界的な気候変動に応答した可能性―

長野県環境保全研究所は、信州大学との共同研究により、諏訪湖で掘削された堆積物コアを用いて、諏訪湖の過去1万6000年間の水位変動を解明し、気候変動との関連を明らかにしました。

本成果は、2024年4月12日付で学術誌「Geomorphology」にオンライン掲載されました。

研究の概要

  • 最終氷期末(約1万6000年前)以降の諏訪湖の水位変動を解明しました。
  • 諏訪湖で掘削された堆積物コアを調べたところ、諏訪湖の水位は数百~数千年ごとに上昇・低下を繰り返していたことが明らかになりました。
  • 約1万2000年前と8000~7000年前には大きな水位低下が生じました。この時期は世界的な寒冷期にあたり、東アジアで乾燥化がすすんだタイミングと概ね一致しています。そのため、これらの水位低下は降水量の減少に起因すると考えられます。
  • 本研究は、中部日本の内陸湖の水位変動が、世界的な百~千年スケールの気候変動に応答した可能性を示します。

研究の意義

  • 本研究の成果は、現在~将来の気候変動により、日本列島の内陸湖の環境がどのように応答するのか、百~千年スケールで予測していく上で重要な知見になると考えられます。

詳細は、別紙(共同プレスリリース資料)をご覧ください。

その他

  • 本研究は、(公財)アサヒグループ財団、(公財)河川財団、(公財)住友財団、およびJSPS科研費(20K04104,18KK0096)の支援を受けました。
  • 掲載論文(英文要旨)のURLは以下

https://doi.org/10.1016/j.geomorph.2024.109194(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

 

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

所属課室:環境保全研究所

担当者名:(担当)葉田野、浜田

電話番号:026-239-1031

ファックス番号:026-239-2929

所属課室:環境部環境政策課

担当者名:(担当)馬島、松沢

電話番号:026-235-7169

ファックス番号:026-235-7491

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?