「地震災害死ゼロ」に向けた集中広報を実施します
~防災グッズを持ち帰れるピールオフ広告を長野駅に掲出~
長野県(企画振興部・危機管理部・建設部)プレスリリース令和7年(2025年)1月10日
日頃から地震に備える人を増やし、本県における「地震災害死ゼロ」を目指すため、令和6年能登半島地震の発生から1年、阪神・淡路大震災の発生から30年の節目を迎えるタイミングに合わせて、県内では事例の少ないピールオフ広告を長野駅に掲出するなどの“地震防災集中広報”を実施します。
1 背景
- 令和6年能登半島地震では、石川県を中心に甚大な被害が発生しましたが、南海トラフや糸魚川-静岡構造線断層帯などを震源とする巨大地震が想定される本県にとっても他人事でなく、地震に対する日常的な備えを進めていくことが重要です。
- 県では、令和6年9月に「『地震災害死ゼロ』に挑戦」を基本目標とする「長野県地震防災対策強化アクションプラン」を策定し、地震防災対策の更なる充実・強化を図っているところですが、
・県内の住宅耐震化率は82.5%で、全国平均の87%を下回っている(平成30年度)(*1)
・県内の地震保険加入率は69.8%で、全国30位となっている(令和5年度)(*2)
など、地震への備えを一層進めていく必要があります。
2 実施内容
(1)防災グッズを持ち帰れるピールオフ広告を掲出
- 掲出期間:
1月27日(月曜日)~2月25日(火曜日)
- 掲出場所:
長野電鉄長野駅 改札正面
- 概要:
災害時をはじめ、アウトドアなどでも役立つ“携帯簡易トイレ”を剥がして持ち帰れるピールオフ広告を掲出します。
実際に防災グッズを手に取ることで、地震への備えを体感する機会を創出します。
※1月27日(月曜日)9時00分から、現地で危機管理部による囲み取材を行います。取材を希望する場合は ①報道機関名 ②担当者名 ③連絡先 を広報・共創推進課まで電話、メールなどでご連絡ください。【1月23日(木曜日)〆切】
※本広告について、駅係員へのお問合せはご遠慮ください。
※配布数に限りがあるため、グッズの持ち帰りはお一人様1個とさせていただきます。
※グッズはなくなり次第、配布終了となります。
(2)県内小学校で“地震防災キャラバン”を実施
- 実施日時:
1月24日(金曜日)10時45分~12時20分
- 実施場所:
長野市立中条小学校
- 概要:
子どもたちが地震防災の大切さを学ぶ出前授業を行います。
体験として、災害時の必需品を集めた「防災ボトル」の作成に取り組みます。
- 講師:
大久保 隆志 氏(特定非営利活動法人日本防災士会 長野県支部長)
※取材を希望する場合は ①報道機関名 ②担当者名 ③連絡先 を広報・共創推進課まで電話、メールなどでご連絡ください。【1月22日(水曜日)〆切】
※上記1校のほか、県内3校で順次実施します(当該3校への取材はご遠慮ください)。
(3)各種媒体を活用した呼びかけ
- 広報紙「県からのたより」で地震防災を特集【1月26日(日曜日)発行】
- テレビCMの放送、WEB広告の配信【1月20日(月曜日)~2月19日(水曜日)】
- インフルエンサーによるSNS発信【1月下旬~2月上旬】など
3 県民の皆さまへのお願い
- お一人おひとり、大切な方の生命と財産を守るため、住宅の耐震診断、耐震改修の実施を是非ご検討ください。耐震診断・改修の詳細は以下のページからご確認ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kenchiku/20170724.html
- 被災後の生活再建の大きな支えとなる地震保険・共済への加入を是非ご検討ください。
- 家具の固定や「最低3日間、できる限り1週間分の物資備蓄」など、事前の備えの徹底をお願いします。
- 避難計画の作成や避難所の運営訓練など、日頃から、近所の皆さんで地域のつながりづくりと助け合いの取組の実践をお願いします。
4 参考資料
*1 長野県耐震改修促進計画(第Ⅲ期)/長野県
https://www.pref.nagano.lg.jp/kenchiku/kurashi/sumai/taishin/shindan/sakute3.html
*2 グラフで見る!地震保険統計速報/損害保険料率算出機構
https://www.giroj.or.jp/databank/earthquake.html(別ウィンドウで外部サイトが開きます)