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更新日:2020年10月1日
さあ、次は林業だ。林業ってどんなしごとか知っているかい。
木を切って売っているんだよね。
そうだね。
でもそれだけじゃないんだよ。木を切って使うために、草を刈ったり余分な木を切ったりして木を大きく育てる「森林の手入れ」も林業の大切な仕事なんだ。
ところで、みんなの学校や家のまわりを見ると、たくさんの森林があるよね。なんと、長野県の面積のおよそ10分の8が森林なんだよ。しかも全国で3番目に多いんだ。
えー!そんなにたくさんあるんだね。でもたくさんあっても、なにか役に立つのかな?
森林は、木を使うのはもちろん、空気や水をきれいにしたり、土砂崩れや洪水を防いだり、生き物のすみかだったり、たくさんの「力」を持っているんだ。
「森林の力」ってすごいんだなあ。
でも、「森林の力」をいじするには「森林の手入れ」が大切なんだよ。手入れをしないと、下の絵のように、木がやせ細って、「森林の力」が弱くなってしまうんだ。
じゃあ、ちゃんと手入れをするために、「林業」が大事なんだね!
そのとおり。でも、下のグラフを見てごらん。林業ではたらく人がどんどんへってきているんだ。
平成5年:3,047人
平成10年:2,948人
平成15年:3,021人
平成20年:2,691人
平成25年:2,022人
平成30年:1,499人
ほんとだ。どうしてこんなに減っちゃったの?
原因はいろいろあるんだけど、外国の木材が入ってきて日本の木材が使われなくなったことや、昔に比べて木を使わなくなったことで、林業の仕事がへってしまったんだ。
せっかく森林がたくさんあるのに、木があまり使われてないなんて、もったいないよ。
そうだね。私たちがたくさん木を使えば、林業が元気になって、森林の手入れにもつながるんだ。これからはもっとたくさんの木を使うようにみんなも考えてみよう。
<エリお姉さんからひとこと>
林業を元気にしていくには、私たちがたくさん木を使うことはもちろん、木を運ぶための道路をつくったり、木を切るための機械を使うことも大切です。県では、こうしたとりくみをもっと活発にするためのお手伝いをしています。
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