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更新日:2020年3月31日
平成31年(2019年)2月5日(火曜日)
午後1時45分から午後2時40分まで
県教育委員会室
○議題
議第1号平成31年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について
議第2号長野県立歴史館協議会委員の委嘱について
議第3号長野県中学生期のスポーツ活動指針の改定(案)について
議第4号長野県高等学校の運動部活動方針(案)について
○教育長報告事項
(1)平成31年度長野県立中学校入学者選抜適性検査問題の評価について
(2)「いじめの認知件数0」の学校への聞き取り調査の結果について
○教育長
原山隆一
○委員
委員矢島宏美
委員荻原健司
委員塚田裕一
委員中澤眞弓
○その他
轟教育次長、三輪教育次長、内堀高校改革推進参与、尾島教育政策課長、北村参事兼義務教育課長、
塩野参事兼高校教育課長、永原特別支援教育課長、佐倉参事兼教学指導課長、
宮崎全国高等学校総合文化祭推進室長、小松参事兼心の支援課長、
井上文化財・生涯学習課長、神田保健厚生課長、内山スポーツ課長、越国体準備室長
原山教育長
それでは、只今から第1047回教育委員会定例会を開会します。
はじめに、本日、耳塚教育長職務代理者から所用のため欠席する旨の報告がございました。なお、過半数の委員の出席を得ておりますので、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第14条第3項の規定によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。
それでは、議事に入ります。本日の審議事項中、議第1号「平成31年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案となる前の内容について審議・検討をする案件です。つきましては、議第1号を非公開とすることが適当と思われますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議第1号は非公開とすることに決定しました。なお、この案件につきましては、本日の最後に審議することといたします。
それでは、議事に入ります。議第2号「長野県立歴史館協議会委員の委嘱について」井上文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。
井上文化財・生涯学習課長
(資料説明)
原山教育長
只今の説明につきまして、ご質問、ご意見があればお願いいたします。
よろしいでしょうか。それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議第2号を原案どおり決定いたします。
次に、議第3号「長野県中学生期のスポーツ活動指針の改定(案)について」、議第4号「長野県高等学校の運動部活動方針(案)について」、内山スポーツ課長から説明をお願いいたします。
内山スポーツ課長
(資料説明)
原山教育長
只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いいたします。
荻原委員
直接的にこのことについてということではないのですが、感想も踏まえて一言申し上げたいと思います。
世の中には、スポーツ指導に非常に興味・関心がある人はたくさんいると思います。そういう方々がいる一方で、それだけで生計が立てられるわけではないということも理解をしております。その中で、今後外部指導者を増やしていくということは、そういった社会の中にあるスポーツ指導に関心のある方々にとっては良い機会になっていくのかなと考えられます。
ただ一方で、一言で言うと謝金も現状では非常にリーズナブルなものだと思いますので、こういったことも今後充実させていくことで、外部指導者が熱意を持って取り組めるような環境をつくっていただきたいなと思っています。
また、こちらにも学校体育施設開放事業推進とありますけれども、スポーツの現場や子どもたちのスポーツ活動の状況を見ていても、一言で言うとやはり箱が少ない、施設が少ないということを実感として持っています。学校の体育施設の開放事業を推進していただくと同時に、社会体育施設の充実についても積極的にご検討いただきたいと思っています。以上です。
内山スポーツ課長
ご意見ありがとうございました。学校のみならず、地域全体で子どもたちのスポーツ環境をつくっていこうという思いで進めてまいります。その中では今委員さんおっしゃられたように、課題がたくさんあります。それらについてもしっかり関係者の意見を聞きながら取り組んでまいりたいと考えております。どうもありがとうございます。
原山教育長
他にいかがでしょうか。
矢島委員
お願いします。長野県は、全国に先駆けて平成26年に活動指針を策定したと思うのですけれども、それもスチューデント・ファーストという理念に則っての指針だったと思います。この約5年間で、そういった視点から見た効果について、いろいろ議論があったと思いますが、その効果や課題があったら教えていただきたいというのが一点です。
それから、改定案について、中学生の概要版1ページの、指針の趣旨、下から4行目に「すべての者の理解のもと」というふうに書かれています。そういう願い、という希望はとても分かりますが、やはり今までの、100パーセント朝部活をしていないということではないというところも踏まえると、やっていく中でだんだん理解されていくのかなと思いますので、ちょっとこの記述はどうかなというところがあります。
また、先ほどの荻原委員と重複するところがありますが、私は外部指導員の確保というのはとても難しいのではないかと思います。謝金や時間も含めて課題が多く、かなりボランティアに頼る部分もあるかなと思いますので、その確保がどうなっているのかというところです。さらに、外部指導員の方も、この内容を理解した上でスポーツ医科学の観点から、量より質というものがとても重要になるというところもぜひ共有して理解していただきたいと願っています。以上です。
内山スポーツ課長
ありがとうございました。それでははじめに、現行指針を策定して以降の効果についてでございます。なかなか数字ではっきりと表せるものが現時点でまだないという現状でございますけれども、例えば、前回指針を作った際には、バーンアウトやブロックアウトがなく、次の高校の生期までしっかりとつながる、そういった中学生期のスポーツ活動を作ろうということで指針ができた背景がございます。そういう意味から言うと、高校の部活の加入率があまり落ち込まずに止まっている、特に女子に関しては増えているという状況がありますので、そういった成果が少し出てきているのかなと考えております。また、体力向上の面からも、体力合計点はだんだんに上がってきているということもありまして、そういう面で指針の効果というものは出てきているかと思います。さらに、現場の声を聞くと、例えば朝活動の廃止に関しましても、朝の始まりが落ち着いてメリハリのある生活ができるようになったとか、職員も朝の時間に余裕ができているといった肯定的なご意見もたくさん頂いているところです。ただ、おっしゃられたとおり、まだ朝部活が行われている学校もありますし、また自主練習という名の下に行われているというところも現状としてはあると思いますので、こうした点について関係する市町村教委と協力しながら取り組みを進めてまいりたいなと考えております。
それから、全ての者の理解のもと進めていくという記述に対するご意見ですが、部活動の在り方というのはスポーツ関係者全てが挑むべき課題だと思っています。なので、スポーツに関する全ての者が、子どものスポーツ活動をどうやってつくっていくのかということを真剣に議論して考えていただきたいという思いの中でこういう表現とさせていただいたところがあります。おっしゃるとおり、地道な活動の中でさらに広げていきたいと考えております。
また、外部指導者に対する理念の普及ということですが、今回の指針の策定を契機に、指導が求められているのは短時間で効率的、効果的な指導をしていくという観点が非常に大事だと思っておりまして、学校の教員はもちろんですが、他の外部指導者や社会体育の指導者の皆さまにもそういった観点の研修が行われるよう、体育センターでもいろいろな研修を行っております。そういった研修内容もさらに工夫しながら理念が浸透できるように、また皆さまへの理解が進むように努めてまいりたいと考えています。以上です。
原山教育長
部活指導員という制度が始まって、明確にそういう研修をしてもらう形になっていると思うのですが。
内山スポーツ課長
部活動指導員については、今教育長が申し上げたとおり、何回か研修の機会を設けております。今後も引き続き取り組んでまいりたいと思っております。
原山教育長
とにかく長時間練習すればいい、という感覚が変わってきているというのは感じているところであります。
他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、議第3号、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議第3号、議題4号を原案どおり決定いたします。
続いて、教育長報告事項に入ります。教育長報告事項(1)「平成31年度長野県立中学校入学者選抜適性検査問題の評価について」、佐倉教学指導課長から説明をお願いします。
佐倉教学指導課長
(資料説明)
原山教育長
只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。
よろしいでしょうか。それでは以上で、教育長報告事項(1)を終了します。
次に、教育長報告事項(2)「『いじめの認知件数0』の学校への聞き取り調査の結果について」、竹内心の支援課企画幹から説明をお願いします。
竹内心の支援課企画幹
(資料説明)
原山教育長
只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら発言をお願いします。
矢島委員
お願いします。いじめのない、子どもが安心して過ごせる学校というのが一番の目的になるのではないかなと思います。そこのところをもっと学校と共有したら、認知しても膨大な件数になってしまうとか、そういう認知ではなくなってきているような気がします。
それと同時に、もしかすると本当にいじめがない学校もある、あってほしいと願っていますが、そういう学校はかなり工夫されていたり、学校自体がすごく風通しが良かったり、早くに声を掛けたり、SOSをキャッチできたりといった取り組みもされていると思います。本当に認知件数がゼロの学校に対しては、どのような取り組みがされていて、子どもたちが安心して過ごしているかというところも、ぜひ情報提供していただければ、それが一番の指標になるかなと思います。
竹内心の支援課企画幹
委員さんおっしゃることは十分承知をして、また聞き取り等してまいりたいと思います。ただ、それをまた資料にしてしまいますと、ゼロがいいのかというふうになってしまうのも怖い世界でございますので、それもバランスを取りながら考えていきます。
原山教育長
他にいかがでしょうか。
よろしいでしょうか。それでは、以上で、教育長報告事項(2)を終了いたします。
それでは以上で公開による審議を終了します。これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが傍聴人の方は退出をお願いいたします。
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