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更新日:2025年1月8日
松本地域振興局
焼岳は、溶岩ドームとそれが崩壊して発生した火砕流堆積物で形成された火山です。
焼岳の活動は約3万年前頃から始まり、ここ1万年間にも溶岩や火砕物の噴出が続いています。約2,300年前には最新のマグマ噴火が起こり、この噴火の後にも、百~数百年に一回の頻度で比較的規模の大きな水蒸気噴火が発生しているほか、普段から噴気活動が盛んな活火山です。
特に明治40年(1907年)から昭和14年(1939年)にかけては、ほぼ毎年のように水蒸気噴火が発生していました。その後、しばらく噴火は発生しませんでしたが、昭和37年(1962年)6月17日午後9時55分頃に噴火し、発生した噴石や火山灰などにより、当時の焼岳小屋が大破。従業員2名が負傷しました。この噴火は、焼岳の山体内で発生した最後の噴火です。(なお、焼岳山麓では1995年に旧中ノ湯で水蒸気爆発が発生し、工事作業員の方4名が亡くなっています。)
焼岳火山防災協議会では、昭和37年(1962年)の噴火の様子を伝え、焼岳が噴火したらどのようなことが起こるのかを知ってもらうために当時の写真や新聞、地元の方の証言等を収集しており、現時点でまとめたものを公表します。
全体版
焼岳火山噴火の記録(資料集)全体版(その1)(PDF:12,363KB)
焼岳火山噴火の記録(資料集)全体版(その2)(PDF:13,098KB)
※データ容量の都合上、分割して掲載しております。
分割版
昭和37年焼岳火山噴火に関する証言(インタビュー)(PDF:168KB)
噴火により放出された火山灰について(PDF:1,885KB)
※公表の準備が整った資料については、今後も順次追加等してまいります。
→令和3年7月30日新聞記事を追加しました
→令和4年10月14日資料「噴火により放出された火山灰について」を追加しました
昭和37年(1962年)焼岳噴火の映像(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
焼岳の活動状況等については、「長野県に関係する火山の活動状況」のページからご覧いただくことが可能です。
(中尾峠付近から撮影した焼岳全景)
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