第1回松本地域緑肥作物活用検討会を開催しました

　近年、環境にやさしい農業の推進が進む中、化学肥料の低減や土壌改良と様々な点で緑肥作物が注目されています。そこで、本年度、松本農業農村支援センターでは、多くの窒素供給量が望める新たな緑肥作物であるマメ科の「ヘアリーベッチ」を利用したスイートコーンの減肥栽培について、JA松本ハイランドとともに試験に取り組んでいます。
　今回は緑肥について生産者への指導を行うJA技術員を中心に関係機関と情報共有を図ることを目的とし、令和6年7月30日に現地検討会を開催しました。
　当日は、関係機関32名の参加がありました。松本農業農村支援センター及びJA松本ハイランド塩尻支所担当者からは現地でのスイートコーンの減肥試験について説明を行い、実際に減肥試験を行っているほ場において、スイートコーンの生育状況を見てもらいました。また、県野菜花き試験場から緑肥を用いた試験について、県専門技術員から県下での緑肥の取組について、種苗メーカーから様々な緑肥作物の利用について話を聞き、参加者は緑肥についての様々な情報を得ることが出来ました。

　今後はスイートコーンの収穫調査を行い、緑肥利用でどの程度まで減肥することが可能なのか、関係機関と検討を行う予定です。次年度は生産者を招いた検討会を開催し、緑肥を利用した環境にやさしい農業の推進に努めていきます。

検討会の様子

スイートコーンの生育を見る参加者

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