ネギ類の「黒腐菌核病」の発生を確認しました
長野県(農政部)プレスリリース令和6年(2024年)8月7日
北信地域のネギ類野菜の栽培ほ場で、難防除病害「黒腐菌核病」を確認しました。本病は、多発すると収量、品質が大きく低下します。発病を確認した場合は、速やかに防除してください。
対象品目 たまねぎ、ねぎ、にんにく
発生確認の経過
- 令和6年5月、北信地域のたまねぎ、ねぎ、にんにくの栽培ほ場で、地上部の生育が悪く、地下部(鱗茎等)の表面に白色の菌糸塊と黒色小菌核が付着する株がみられました。
- 県野菜花き試験場で遺伝子解析等を行ったところ、これまで本県では未確認であった 黒腐菌核病「病原菌:Sclerotium cepivorum Berkeley(かびの一種)」であることが判明しました。
主な防除対策
- 発病株は、見つけ次第早めに抜き取る。発病株や被害残渣はそのまま鋤き込まず、ほ場外に持ち出し処分する。
- 苗は無病なものを用いる。また、発病ほ場を苗の育苗床にしない。
- 病原菌を他のほ場へ拡散させないため、作業機械等の洗浄は丁寧に行う。
- 酸性土壌で発生が助長されるので、石灰資材により土壌pHをアルカリ性に調整する。
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