「トマトキバガ」の発生を確認しました
長野県(農政部)プレスリリース令和6年(2024年)8月22日
寄生すると収量や品質を大きく低下させる「トマトキバガ」の成虫が、県内で初めて確認されました。本種は、トマトのほか、なす、ピーマン、ばれいしょなどにも発生します。疑わしい場合には、速やかに最寄りの農業農村支援センター又は病害虫防除所に連絡するとともに、適切に防除してください。
対象品目 トマト、なす、ピーマン、ばれいしょ など
確認の経過
- 令和6年(2024年)8月中旬、北信地域の農場に設置したフェロモントラップで、疑わしい成虫が確認され、農林水産省名古屋植物防疫所で、大きな被害をもたらす恐れのあるトマトキバガと同定されました。
- これまでに、本県での本種による被害は確認されていません。
主な防除対策
- 施設栽培では、開口部に防虫ネットを設置し、本害虫の侵入を防止する。
- ほ場内をよく見回り、本種が疑われる虫を見つけた場合は、速やかに、最寄りの農業農村支援センター又は病害虫防除所に連絡し、以下により防除する。
- トマト及びミニトマトでは、本種に対し登録のある薬剤を散布する。なお、農薬を使用する際は、必ず農薬ラベルの記載事項を確認し使用する。なお、薬剤抵抗性の発達を防ぐため、系統が異なる薬剤によるローテーション散布を行う。
- 被害葉や被害果は施設等の栽培ほ場にそのまま放置せず、土中深くに埋設するかポリ袋などに入れて密封し、成虫、幼虫を死滅させ適切に処分する。
問合せ先
- 長野県病害虫防除所 電話026-248-6471(直通)
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