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更新日:2024年11月1日
担い手不足や高齢化が進む我が国の農業に対応する手段として「スマート農業」への注目度がますます高まっています。
一口に「スマート農業」といっても様々な技術があります。
南信州農業農村支援センターは10月11日、飯田合庁を会場に、これから農業分野で活用が期待される「拡張現実技術(AR)」を体験するためのセミナーを開催しました。
「スマート農業」に関心のある農業士や若手農業者らを中心に総勢14名が参加しました。
まず、当センターの職員が試作した農業ハウスの側窓をリモートで開閉するシステムを紹介しました。安価に自作できるのが特徴です。
続いて「拡張現実技術(AR)」の体験セミナーに移りました。
数ある機能のひとつを紹介します。参加者が専用ゴーグルを装着すると、目にしている風景がそのまま眼前に映し出されるのですが、アプリを起動すると、その中に平行な直線や、等間隔のマス目などを自由に表示させることができます。
この機能を農作業に活用できれば、経験の浅い農業者でもベテラン農業者のように目印となる棒やひもなどがなくとも真っすぐな播種や植え付けといった作業が可能になりそうです。
スマホやタブレットでも同様な機能を活用できます。
参加者からは「想像以上で、すごいなぁ~」「SF映画で見た場面と同じだ」といった驚きや「さっそく使ってみたい」といった声が上がりました。
農業ハウスの側窓をリモートで開閉するシステムの紹介
ゴーグルを装着する体験者の眼前には農作業をサポートする直線などが現れています。
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