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更新日:2024年9月27日
長野県(林務部)プレスリリース令和6年(2024年)9月27日
県では毎年、ツキノワグマによる人身被害防止のため、クマの秋期の主な餌となる堅果(どんぐり)類の豊凶が秋の里地への出没に大きく影響することから 、堅果類豊凶調査を実施し 、クマの出没予想を行っています。今年度の調査結果及び出没予想がまとまりましたので 、お知らせします 。
今年度の堅果類の結実は、県内全域で一定程度の結実が見込まれ、クマの里地への大量出没の可能性は低いと考えられますが 、現在まで多くの出没が続いていますので、クマと遭遇しないよう引き続き十分に注意をお願いします 。
堅果類の樹種を問わず、昨年と比べ着果状況がよく豊作の箇所もあり、県内全域で一定程度の結実量が見込まれます。 詳細については別紙(PDF:371KB)をご確認ください。
堅果類の依存度が高い県北部(北アルプス、長野、北信)では、着果状況が良好なため、H18、H 22 、H 26のような、大量出没とはなりにくいと考えられます。また、その他の地域でも、一定の結実が確保されており、大量出没とはなりにくいと考えられます 。
ただし、着果状況の乏しい地域もあるので、引き続き出没への注意が必要です。
堅果類の結実が良好なため、出産数が増え、来春の子連れクマの出没が多くなると予想されますので、十分注意してください。
佐久・上伊那・木曽・北アルプス・北信地域に
ツキノワグマ出没警報発出中です。(1 0 月 14 日( 月 )まで)
上田、諏訪、南信州、松本、長野地域に
ツキノワグマ出没注意報発出中です。(11 月 14 日( 木 )まで)
クマは広範囲を移動するため、県内の森林のどこにでも出没し、人と遭遇する可能性があります。
一番重要なことは「 クマに出会わない 」ことです。森林やその周辺で行動する時は、複数人で行動したり、クマ避け鈴 やラジオ等の音を鳴らしながら行動するなど 、人の存在を知らせることで、クマとの遭遇リスクを下げることができます。
朝夕の薄暗い時間帯や見通しの悪い藪がある場所では、不意の遭遇に注意してください。
人里での餌を覚えたクマは出没を繰り返します。カキやクリなど収穫しない果実や廃棄する農作物、生ゴミ、油脂類等は適切に処理して、人里にクマを誘引しないことが大切です。
クマは背を向けて走って逃げるものを追いかける習性があります。万が一遭遇してしまったときは、クマから目を離さず、ゆっくりとその場を離れてください。
※長野県HP「 ツキノワグマ対策について ~県民の皆様・長野県へ訪れる皆様へ~」を御参照ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/yasei/kensei/soshiki/soshiki/kencho/yasechoju/kuma_alert.html
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