伊那保健所管内の飲食店でノロウイルスによる食中毒が発生しました

長野県（健康福祉部）プレスリリース令和7年（2025年）2月21日

本日、伊那保健所は、伊那市内の飲食店を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の営業者に対し令和7年2月21日から令和7年2月23日まで、3日間の営業停止を命じました。
患者は、令和7年2月15日に当該施設で食事をした2グループ29名中の2グループ19名で、行政検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。
なお、患者は全員快方に向かっています。

【事件の探知】

令和7年2月17日の午前11時頃、医療機関から「2月15日の夜、市内の飲食店を利用した2名が、16日夜から胃腸炎症状を呈し受診した。他にも少なくとも3名が同様の症状を呈している。」旨の連絡が伊那保健所にありました

【伊那保健所による調査結果概要】

患者は、2月15日に当該施設で食事をした2グループ29名中の2グループ19名で、2月16日午前8時頃から倦怠感、嘔吐、腹痛、下痢などの症状を呈していました。
患者は、当該施設で調理、提供された食事を共通して喫食していました。
環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。
患者の症状は、ノロウイルスによる食中毒の症状と一致していました。
患者を診察した医師から食中毒の届出がありました。
以上のことから、伊那保健所は当該施設で調理、提供された食事を原因とする食中毒と断定しました。