長野保健所管内の飲食店でノロウイルスによる食中毒が発生しました

長野県（健康福祉部）プレスリリース令和7年（2025年）3月9日

本日、長野保健所は、上水内郡内の飲食店を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の営業者に対し令和7年3月9日から令和7年3月11日まで、3日間の営業停止を命じました。
患者は、令和7年3月1日から3月2日にかけて当該施設で調理、提供された仕出し弁当を喫食した1グループ36名中の35名で、行政検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。
なお、患者は全員快方に向かっています。

【事件の探知】

令和7年3月4日の午後3時30分頃、医療機関から「３月１日から２日に上水内郡内で行われたイベントに参加した１名が胃腸炎症状を呈し受診した。他にも複数名が同様の症状を呈している。」旨の連絡が長野保健所にありました。

【長野保健所による調査結果概要】

患者は、3月1日から3月2日にかけて当該施設で調理、提供された仕出し弁当を喫食した1グループ36名中の35名で、3月2日午後4時頃から吐き気、発熱、倦怠感、腹痛などの症状を呈していました。
患者は、当該施設で調理、提供された仕出し弁当を共通して喫食していました。
環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。
患者の症状は、ノロウイルスによる食中毒の症状と一致していました。
医師から食中毒の届出がありました。
以上のことから、長野保健所は当該施設で調理、提供された仕出し弁当を原因とする食中毒と断定しました。