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更新日:2025年1月6日
長野県(県民文化部)プレスリリース令和7年(2025年)1月6日
長野県立歴史館では、開館30周年記念 令和6年度冬季企画展「佐久間象山(しょうざん・ぞうざん)遺墨展~書は人なり~」を開催します。これに先立ち、下記のとおり、オープニングセレモニーを行います。
令和7年1月10日(金) 13時から 14時まで
長野県立歴史館 2階 企画展示室前
真田宝物館 館長 降幡 浩樹 氏
屋代高等学校書道班 班長 林 歩乃花 さん
屋代南高等学校書道同好会 会長 宮澤 絢乃 さん ほか
令和7年1月11日(土)から2月24日(月・祝)まで〔休館日 月曜日及び祝日の翌日〕
9時から16時まで(入館は15時30分まで)
屋代高等学校書道班、屋代南高等学校書道同好会の皆さんの作品を展示します。
令和7年(2025年)は、佐久間象山(1811~1864)没後160年にあたります。象山は、中国文化に対する深い教養を持つ「文人」としても一流で、とりわけその書は生前より高い評価を受けていました。
象山の父・国善は松代藩の側右筆を務め、その後、表右筆組頭へと出世しています。幼少期から、能筆家であった父に書を習った経験が象山の基盤となったことでしょう。加えて、若くして王羲之を手本に学び、さらに30代後半には顔真卿の強い影響を感じさせる厳格で力強い書風へと変化しました。一方、象山を支えた八田家、関家など地元の有力者など交流のあった人たちに宛てた書簡も数多く残されています。
本展では多方面に活躍した象山の業績のうち、地元に残された書と文人画に加えて、書簡とそこに記された実物資料を合わせて紹介します。書法を厳格に追究した幕末の文人としての側面と、日常を生きた人間としての象山を身近に感じていただけますと幸いです。
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