新しい美術館の特徴
長野県信濃美術館(本館)は令和3年(2021年)春の開館を目指して、現在建て替え工事を行っています。
1 新しく生まれ変わる信濃美術館
◆ 建築のコンセプト
- ランドスケープ・ミュージアム ~風景画のような美術館~
建物が突出することなく、周辺の風景の中に溶け込むように、ランドスケープと建築を一体的に計画しました。
- ユニバーサルデザイン
高低差のある地形を活かし、公園や道路と各階を接続することで、すべての階に、水平移動のみで入館できます。
- 「屋根のある公園」
公園のように誰でも気軽に憩い、アートを楽しめる多目的なスペースを充実させます。
※新しい美術館の施設概要、工事の状況については、信濃美術館整備事業に関する情報(建設部施設課)をご覧ください。
なお、大規模改修工事を行った東山魁夷館は、2019年(令和元年)10月にリニューアルオープンしています。
2 無料ゾーンを充実~「屋根のある公園」
美術鑑賞だけでなく、誰もが気軽に集い、憩えるパブリックスペースを充実させます
◆ 交流スペース (1F)
◆ ミュージアムショップ (1F)
◆ アート・ライブラリー(1F)
- 美術関係図書や展覧会カタログ等の図書資料を閲覧できる美術図書館
◆ ギャラリー(2F)
- 誰もが触って楽しむことができる「触れる美術作品」を展示
◆ カフェレストラン・ラウンジ(2F・3F)
- 本館2階西側の城山公園、善光寺本堂東側を一望できる場所に軽飲食を楽しめるカフェレストランを配置
- 本館3階、屋上広場北側にラウンジ(喫茶)を配置
◆ 屋上広場(3F)
◆ 県民ギャラリー・多目的ルーム(B1F)
- 県民の皆さんの作品発表の場としてご利用いただけます(有料)
3 新県立美術館における主な事業展開
◆ 基本的な考え方
「人本位」の美術館の実現に向けて、美術館の任務である「鑑賞」の場の提供を基本としながら、新たな使命として、県立美術館を美術による「学び」と「交流」の場と位置付け、「県民に開かれた身近な美術館」とし、「信州と日本・世界への交流ステージ」を目指す。
◆ 主な事業展開
鑑賞
[本館コレクション]
- 作品の研究・収集・保管・貸与
- 本館コレクション展の定期開催(年6回)
- 県内美術館と連携したコレクション巡回展の開催
- 収蔵作品資料とアーカイヴ資料のデータベース化と公開
- 学習プログラム担当と協働したギャラリーガイド等の実施
[東山魁夷館]
- 東山魁夷作品の研究・収集・保管・貸与
- 展覧会の開催(年6回)
- 収蔵作品資料とアーカイヴ資料のデータベース化と公開
- 学習プログラム担当と協働したギャラリーガイド等の実施
[企画展]
- 企画展の開催(年5回程度)
- 海外美術の展覧会や国宝・重要文化財を含む日本美術の大型企画展の開催
- 長野県ゆかりの作家や長野県に関する美術の展覧会の開催
- 学習プログラム担当と協働したギャラリーガイド等の実施
- 交流担当と協働した各種フォーラム等の開催
学び
交流
- 県内美術館と連携し、コレクション巡回展、企画展を共同開催
- 招へいアーティストによる公開制作を実施
- 善光寺びんずる市など地域と連携したイベントの開催