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更新日:2024年4月25日

オオクチバス等の再放流禁止

オオクチバス等の再放流禁止についてのお知らせ

オオクチバス等(オオクチバス、コクチバス、ブルーギル)は、強い魚食性と繁殖力を持つことから、ワカサギやコイ、フナなど漁業資源に影響を与えるばかりでなく、生物多様性という見地からも在来生物に悪影響を及ぼしています。


平成17年6月から外来生物法が施行され、オオクチバス等は生態系や水産業に被害をあたえることから、特定外来生物に指定され地域の特性に応じて完全排除又は低密度化を図ることが目標とされています。
以上の状況等を鑑み、内水面漁場管理委員会で検討した結果、次のようにオオクチバス等の再放流禁止指示を決定しました。

なお、野尻湖においては、野尻湖漁業協同組合から解除申請があり、内水面漁場管理委員会で検討した結果、逸出防止対策が講じられていると認められたため、令和6年4月1日から3年間、オオクチバス、コクチバスの再放流禁止指示を解除しました。

 


 

長野県内水面漁場管理委員会指示第8号

漁業法(昭和24年法律第267号)第67条第1項及び第130条第4項の規定により、水産動植物の繁殖保護を図るため、次のとおり指示しました。

平成20年3月21日

長野県内水面漁場管理委員会会長沖野 外輝夫

平成20年6月1日以降(野尻湖、木崎湖にあっては平成20年12月1日以降)、オオクチバス、コクチバス又はブルーギルを採捕した者は、採捕した河川、湖沼又はその連続する水域にこれを再び放してはならない。ただし、試験研究による再放流で、かつ、長野県内水面漁場管理委員会(以下「委員会」という。)が認めた場合、又は漁業権者からの解除申請があり逸出防止策が講じられていると委員会が認めた場合は、この限りでない。

 


長野県内水面漁場管理委員会指示第31号

漁業法に基づく水産動植物の繁殖保護を図るための指示(長野県内水面漁場管理委員会指示第8号)を次のとおり解除しました。

令和6年3月14日

長野県内水面漁場管理委員会会長 平林 公男

1対象水域 野尻湖
2対象魚種 オオクチバス、コクチバス
3解除の期間 令和6年4月1日から令和9年3月31日まで
4解除の理由野尻湖漁業協同組合から再放流禁止指示の解除申請があり、長野県内水面漁場管理委員会において逸出防止策が講じられていると認められたため。



オオクチバスコクチバスブルーギル

 

  • 内水面漁場管理委員会は漁業法に規定された行政委員会であり、同法67条に基づきまして水産生物の採捕及び増殖について指示を出すことができます。
  • 委員会指示を守らない場合は、漁業法に基づき一定の手続きを経て知事が指示を守るように命令を出します。その命令にも従わない場合には、懲役1年以下もしくは50万円以下の罰則が科されます。
  • 委員会指示は、県内の湖沼(木崎湖、青木湖、中綱湖、諏訪湖、白樺湖、松原湖等)、河川(千曲川、犀川、木曽川、天竜川等)等誰でも釣りができるように解放されている公共用水面に適用されますが、農業用ため池等の私有水面には適用されません。
  • 今回の指示は、釣ったオオクチバス等を再び放すことを禁止したものです。オオクチバス等を釣ることや釣った魚をその場で締めて持ち帰ることを禁止したものではありません。なお、生きたままの運搬、飼育、放流等は外来生物法で禁じられています。
  • 釣り上げた方は、水の入っていない容器(クーラーボックス等)に入れるか、その場で締めるかした後に、持ち帰って食べていただくか、一般廃棄物として取り扱ってください。


オオクチバス等の情報

オオクチバス等の情報については、水産試験場のホームページをご覧ください。

 http://www.pref.nagano.lg.jp/suisan/joho/gairaisakana/index.html

オオクチバス等のキャッチ&クッキング

釣った魚を持ち帰ったら、是非調理して食べてみてください。オオクチバス等は海のスズキ(高級魚)に近い仲間であり、白身で淡白なおいしい魚です。ほどよい身の硬さで、唐揚げ、ムニエル、バター焼き、塩焼き等の料理で美味しく食べることができます。鮮魚の状態では独特の臭いが気になりますが、皮をとってしまえば臭いは気になりません。塩焼きなど皮を残す場合はウロコをとった後、塩でヌメリをとってください。
なお、日本顎口虫の発症例がありますので、生食は避けてください。

オオクチバス等の調理例(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

 

お問い合わせ

農政部園芸畜産課

電話番号:026-235-7227

ファックス:026-235-7481

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