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更新日:2023年12月19日
北信地域振興局
令和5年10月25日(水曜日)に北信地域のレンジャー、インストラクターを集めた合同研修会を開催しました。
午前中はレンジャー兼インストラクターの小林幸子様を中心に、山ノ内町志賀高原の自然探勝コース(一部)を散策しました。
合同散策の様子 | 三角池 |
散策内では、名前のわからない植物についてどのような特徴を持っているのかをじっくりと観察し、各々のもつ知識を交わして特定する姿が見られました。
普段から志賀高原で活動される方も多い中、新たに発見があったという意見が聞かれるなど実りのある散策となりました。
午後の意見交換会では、普段の活動の中で気になっていることから近年の山野草の変化、レンジャー・インストラクターになったきっかけなど、今回も多種多様な話題が飛び交いました。
今年度の活動報告では、コロナ禍から徐々に人々の行動が戻りつつある中で、ポイ捨てされるごみの種類が変わったり、国立公園の山中トイレについて新たな試みが見られたりと、レンジャー・インストラクターの皆さまも様々な場面で変化が感じられたようです。
令和4年11月30日(水曜日)に北信地域のレンジャー、インストラクターを集めた合同研修会を開催しました。
環境保全研究所の髙野宏平研究員から、「長野県の外来植物~信州の自然を守るため~」と題してご講演をいただきました。
講演する髙野研究員 | 講演会の様子 |
ご講演では、特定外来生物の中でもアレチウリやオオキンケイギクをはじめとする外来植物の危険性やその対処方法について、全国で取り組まれている実例を交えながらお話いただきました。
意見交換会では、講演を踏まえ身近で取り組んでいる外来種駆除の話のほか、令和4年度の活動内容の報告や日々の活動の中で気になっていることなど、多岐に渡って意見が交わされました。
特に、クマを目撃したという報告はレンジャー、インストラクター問わず多く上げられました。話し合いの中では、その危険性を観光客へ周知する方法について検討する一方で、クマとの共生という観点も提起されました。
第8期長野県自然保護レンジャーの委嘱にあたり、委嘱式の開催は残念ながら見送りとなりましたが、令和3年7月2日(金曜日)に北信地域のレンジャーを集めた連絡会議を開催しました。
環境省信越自然環境事務所志賀高原管理官事務所の宮下央章管理官から、「自然との共生社会に向けて」と題してご講演をいただきました。
講演する宮下管理官 | 講演会の様子 |
ご講演では、現行の生物多様性国家戦略の概要、次期国家戦略の策定に向けた国の動向や今後生物多様性のために取り組むべき課題についてお話しいただきました。
研修会では、レンジャーの活動内容についての説明とレンジャー同士の意見交換会を行いました。
意見交換会では、日々の活動内容についての報告や、利用者への指導方法など、様々な意見について話し合いました。
特に、近年の活動で気になる点として、外来生物(ヒメジョオン、オオキンケイギク、アレチウリなど)が各地で多く見られることや、国立公園内の駐車場でのごみのポイ捨てが多いことなどが挙げられました。
※自然公園等:国立公園、国定公園、県立自然公園、県自然環境保全地域、郷土環境保全地域及びその他自然環境の保全に関し必要と認める地域
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