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更新日:2024年8月22日
日本の総人口は、50年後に現在の7割程度になると推計されており、各水道事業者は、人口減少に伴う水需要の大幅な減少、深刻化する専門人材の不足、水道施設の老朽化などの共通課題に直面しています。
これらの課題を解決するため、長野市・上田市・千曲市・坂城町・長野県企業局では、水道事業の広域化をひとつの方向性として、この地域にふさわしい水道事業のあり方についての検討を重ねており、このたび令和6年4月8日に「上田長野地域水道事業広域化協議会」を設立しました。
今後は、上田長野地域水道事業広域化研究会での研究を踏まえ、この協議会において、将来を見据えて安定的に安心・安全な水道水を供給するための協議等を行い、最適な方法について検討してまいります。
長野市、上田市、千曲市及び坂城町(以下「関係市町」という。)の地域の水道事業は、歴史的な経過から、各行政区域の一部又は全部を長野県企業局が担っており、長野市、上田市、千曲市、坂城町及び長野県企業局(以下「関係団体」という。)は、平成26年から「水道事業運営研究会」を組織し、将来の広域化・広域連携を見据え、地域にふさわしい水道事業のあり方について、検討を重ねてきました。
令和3年5月に、関係団体の給水区域を対象として、厚生労働省による「水道基盤強化計画策定に向けた水道施設の最適配置計画の検討業務」の結果(以下「厚生労働省の検討結果」という。)が示されたことから、同年7月に、関係市町の首長から知事に対して「水道事業の広域化に係る要望書」が提出され、その趣旨を踏まえて「上田長野地域水道事業広域化研究会」が設立されました。
(本編(PDF:8,237KB)・概要版(PDF:4,969KB))
本格的な人口減少社会を迎え、水需要の減少に伴う経営環境の悪化への懸念、施設の老朽化や事業の担い手不足などの課題に対応するため、持続可能な水道事業経営の体制づくりに向けて、長野市、上田市、千曲市及び坂城町の地域における広域化等の研究への取組について理解を深めていただくことを目的として、上田長野地域の議員等を対象にシンポジウムを開催しました。
関係市町の首長(長野市長、上田市長、千曲市長及び坂城町長)と県公営企業管理者が、上田市の「染屋浄水場」、企業局の「諏訪形浄水場」(上田市内)及び「四ツ屋浄水場」(長野市内)並びに長野市の「犀川浄水場」を相互に見学した上で、広域化等について意見交換を実施しました。
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