ここから本文です。
更新日:2023年3月18日
南信州地域振興局
飯田城桜丸御門
江戸時代宝暦4年(1754年)建築
正式名称は「飯田城桜丸御門」といわれた屋敷門です。
扉・柱などがベンガラで赤く塗られていることから、通称「赤門」と呼ばれています。明治維新の廃藩により、飯田城の建造物が取り払われた中この門だけが奇跡的に残り、今では飯田城唯一の遺構となっています。
入母屋造り破風で、棟の一部を白い漆喰塗りとし、妻飾には木連格子とかぶら懸魚を用いています。門の正面左に番屋があり、屋根は切妻そりをもち、瓦葺きです。
明治以降、飯田県、筑摩県飯田支所、下伊那郡役所の正門となり、大正13年に長野県に寄付されて以後、下伊那地方事務所の正門として使用されていました。
昭和46年に飯田合同庁舎建設に伴い、通用門としての役目は終わりました。
昭和60年11月には「飯田市有形文化財(建造物)」として指定されています。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください