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更新日:2024年3月12日
野尻湖は長野県北部に位置し、別名を芙蓉湖とも呼ばれる県内最大の貯水量を誇る天然湖で、国立公園内に位置し、周囲の山々とともに優れた自然景観を形成しています。また、古くから国際的な観光地として知られ、本県の文化観光資源としても重要な役割を果たしています。
しかし、流域の社会経済活動に伴う富栄養化の進行により、昭和63年には淡水赤潮が発生するなど、水質の悪化が問題となりました。
このため、県では、野尻湖の水質改善を図るため、関係市町村、関係団体と連携し、浄化対策を総合的に推進しています。
区別 |
天然湖 | |
---|---|---|
水系名 |
一級河川関川 | |
湖面積 |
4.55km2(湖岸線延長13.6km) | |
貯水量 |
95,676千m3 | |
水深 |
平均:21.8m最大:38.3m | |
滞留時間 |
738日 | |
湖面標高 |
656.8m | |
流入河川 |
11河川 | |
流出河川 |
1河川(池尻川) | |
流域面積 |
12.9km2(直接流域)185.3km2(間接流域) | |
流域人口 |
0.7千人(直接流域)1.2千人(間接流域) | 平成30年度末現在 |
野尻湖の起源は、斑尾山から野尻湖へ向かう古い谷であったところに黒姫火山の噴出物が流れ、水をせき止める形で湖の原型ができあがり、その後湖の西側が隆起する構造運動によって、現在の野尻湖ができあがったと考えられています。
野尻湖は、ナウマンゾウやオオツノシカの化石、旧石器等が発掘されていることでも有名で、約4万年前には湖を「狩り場」として生活していた人たちがいたと推定されています。湖の周辺には遺跡も多く、春には野尻湖での発掘調査が定期的に行われており、研究成果は、野尻湖ナウマンゾウ博物館(外部サイト)で見ることができます。
野尻湖に関する年表
項目 |
類型 |
達成期間 |
基準値 |
---|---|---|---|
COD |
AA類型 |
ハ |
1mg/L以下 |
全りん |
Ⅰ類型 |
ハ |
0.005mg/L以下 |
達成期間「ハ」:5年を越える期間で可及的速やかに達成。
測定地点 |
COD(75%値) (mg/L) |
全窒素 (mg/L) |
全りん (mg/L) |
---|---|---|---|
水穴 | 2.0 |
0.10 |
0.005 |
弁天島西※ | 2.1 |
0.11 |
0.005 |
湖心※ |
1.9 |
0.13 |
0.005 |
注1)全窒素及び全りんの測定結果は年平均値
注2)※は環境基準点
注3)測定地点の位置図
>>その他項目や過去の測定結果はこちらからご覧になれます。
環境基準点(2地点)の最高値
環境基準点(2地点)の最高値
環境基準点(2地点)の最高値
野尻湖における調査研究について(長野県環境保全研究所のページへ)
県では、野尻湖の水質改善を総合的・計画的に推進するため、湖沼水質保全特別措置法に基づく水質保全計画を策定しています。
(長野地域振興局撮影)
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