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更新日:2024年1月30日
南信発電管理事務所
水力発電は、高いところにある河川の水がダムや水路をとおり発電所まで落下する時の力(エネルギー)を水車、発電機によって電気エネルギーに換える発電方式です。日本でも有数の急流河川である天竜川水系は、短い距離で落差が得られる有利な条件をそなえているため、水力発電所が多くつくられています。
水力発電は、水という無限の自然の循環エネルギーを利用しているため、エネルギーの原料がなくなる心配がなく、また、石油や石炭、天然ガスのように燃焼を伴わないので地球温暖化が問題となっている今、クリーンエネルギーとして、私たちの次の世代の生活を守るためにも積極的な開発が望まれています。
高さの低い取水堰堤やダムを設け、落差が得られるところまでトンネルによって、水を運んできて発電する方式で、西天竜発電所、与田切発電所、四徳発電所、大鹿発電所、大鹿第二発電所がこの方式を採用しています。
(注)これら以外の方式として「揚水式発電所」がありますが、長野県電気事業には現在その方式の発電所はありません。
伊那谷・木曽谷にある県営発電所はすべて無人化されており、長野市の中央制御所からコンピューターによって集中監視制御されています。
発電所の運転は「水の有効利用」「電力の需要と供給のバランス」「ピーク時間帯の電力供給」を考えて行われます。これらは電力会社の給電所の指令で行われています。
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