大規模災害発生時の交通規制計画について
長野県警察では、大規模災害等(大規模な地震・広範囲に及ぶ豪雪時、火山の噴火等)が発生した場合、必要な路線・区間を選定し、交通規制を実施します。
基本方針
- 大規模災害発生直後は、人命救助、災害の拡大防止、政府・自治体・インフラ関係、負傷者搬送等に要する人員や物資の輸送を優先します。
- 災害対策基本法第76条第1項は、大規模災害発生時に公安委員会が「緊急通行車両以外の車両の通行を禁止、又は、制限できる」と規定しており、災害の状況に応じて、県内の道路を緊急交通路に指定し、交通規制を実施します。
※交通規制計画は、長野県地域防災計画の修正等を踏まえ、随時、見直しを行います。
緊急交通路の指定
- 緊急交通路には、高速道路、国道等の主要幹線道路を優先して指定します。(緊急交通路指定予定路線図のとおり)
- 緊急交通路の交通規制実施にあわせ、被災地に向かう緊急通行車両に支障が認められる場合、緊急通行車両以外の車両の通行を制限するため、交通検問所を開設します。
震災発生時の対応
走行中の留意点
- カーラジオ等により緊急地震速報を聞いたら、ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促しましょう。急ブレーキはかけずに緩やかに減速します。
- 大きな揺れを感じたら、できる限り安全な方法で車両を道路の左側に停止させます。
- 停止後は、災害情報や交通情報などにより情報を収集し、その状況に応じて落ち着いて行動しましょう。
- 車両を置いて避難する場合は、できるだけ道路外に移動するとともに、やむを得ず道路上に置いて避難する場合は、道路の左側に寄せて駐車します。この時、エンジンを切り、エンジンキーは付けたままとし、窓を閉め、ドアはロックしないでください。
- 駐車するときは、避難する人の通行や災害応急対策の実施の妨げとなるような場所には駐車しないでください。
- 避難のために車両を使用しない。
緊急交通路における留意点
- 緊急交通路における一般車両の通行は禁止又は制限されるため、次の点に注意してください。
- 道路の区間を指定して交通の規制が行われたときは、規制が行われている道路の区間以外の場所に駐車してください。
- 速やかな移動が困難な場合は、車両をできる限り道路の左端に寄せて駐車するなど、緊急通行車両の通行の妨害とならない方法により駐車してください。
- 通行禁止区間又は区域内で警察官の指示を受けたときは、その指示に従ってください。
その際、警察官の指示に従わない場合や、運転者が現場にいないときは、警察官が自ら車両の移動等を行う場合があります。
この場合警察官は、やむを得ない限度において車両等を破損することがあります。
緊急交通路指定予定路線図
(PDF:670KB)