ここから本文です。
更新日:2022年3月16日
犀川砂防事務所
犀川砂防事務所管内は県の中央部の北側に位置し、3市1町3村で構成され面積は379.37km2です。
3市1町3村の内訳
管内には、約2000万年~数百万年前の海底(フォッサマグナの海)にたまった泥・砂・レキ等が固まった岩石(堆積岩)が分布している。これら堆積岩は、地質時代としては非常に新しい時代の岩石であるので、もともと固結度が低く、浸食作用や風化に対しては弱い性質を有している。さらに堆積後の地殻変動が著しい地域であるので、断層や亀裂が多く認められ、岩質の脆弱化に拍車をかけている。これらの特徴は当管内の地すべり・土石流・急傾斜地崩壊等の土砂災害の素因となっている。
地形的には、管内は松本盆地とその東方に広がる低平な山地とからなっている。これら山地の特徴としては、山頂の高さが、標高1000m前後、800m前後600m前後と比較的同程度の山が連なっており、かつての浸食平坦面が残っているものと考えられている。こうしたかつての浸食平坦面が現在山地(山頂)となっているのは、管内を流れる犀川やその支流の会田川・麻績川・金熊川の浸食力が非常に旺盛であるためであり、こうした浸食作用の抑制を図ることも砂防事業の基本といえる。
なお、詳しくお知りになりたい方は、「犀川砂防事務所誌」(平成6年)「犀川砂防事務所管内の地形・地質」(平成元年)をご覧ください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください