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更新日:2024年1月30日

ライチョウ保護スクラムプロジェクト

寄付金の募集について

目標金額

目標金額:1,300万円

募集期間

令和5年11月30日(木)~令和6年8月31日(土)

寄付金の使い道

ライチョウの保護増殖のための取組や近年の生息状況が十分に明らかにされていない山域での調査等の保護活動等に活用していきます。

寄付の方法・手続きの流れ

インターネットで行う場合

次の寄付募集サイトにおいて、寄付を受け付けています。

長野県直営ふるさと納税サイト「ガチなが」の応募ページ(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

クレジットカード決済等で寄付できます。(詳細はお支払い方法選択画面を参照ください。)

書面で

「寄付申出書」に必要事項をご記入いただき、電子メール、郵送、またはファックスのいずれかの方法によりご提出ください。

 寄付金申出書【ライチョウ保護スクラムプロジェクト】(ワード:24KB)

 寄付金申出書【ライチョウ保護スクラムプロジェクト】(PDF:331KB)

受付後、ご希望の入金方法に応じて、別途ご案内いたしますが、県からお送りする「納付書」により、コンビニや金融機関からの入金、現金書留による送金で寄付できます。
(寄付申出書は長野県直営ふるさと納税サイト「ガチなが」[https://www.gachi-naga.jp/projects/3770/]からもダウンロードできます。)

 電子メールの場合 furusato-kifu@pref.nagano.lg.jp

 郵送の場合 〒380-8570 

       長野県長野市大字南長野字幅下692-2長野県総務部税務課 あて
       ※長野県庁専用郵便番号のため、郵便番号を記載していただければ住所の記載は不要です。

 FAXの場合 FAX番号:026-235-7497

守ろう、つなごう、ライチョウの未来。

 長野県の「県鳥」で絶滅危惧種でもあるライチョウはここ50年で半減し、2000年代初頭には約1700羽と推定されました。さらに、地球温暖化の影響による生息環境の縮小等も予測されており、現段階から詳細な調査や保全事業が必要な状況です。
 長野県では令和2年度から「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」を開始し、環境省が主導する「中央アルプスでのライチョウ復活事業」への協力と支援や全国初のライチョウ目撃情報投稿アプリ「ライポス」の開発・普及啓発を行っており、その結果中央アルプスでは生息数が平成30年に見つかった1羽から令和5年7月時点で70羽程度まで回復しました。このように一部の山域では生息数の回復が見られますが、依然として地球温暖化や高山帯へ侵入する動物の影響を受け、絶滅の危険性が高まっています。 絶滅危惧の要因が人間の活動によるものだとしたら、私たちみんなで守っていかなければなりません。

 さらにライチョウの保護対策を進めるために、「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」によるクラウドファンディング型の寄付金募集を令和5年11月30日から開始しました。実施内容はライチョウの保護増殖のための取組や近年の生息状況が十分に明らかにされていない山域での調査等の保護活動等に活用していきます。

 皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」チラシ

ライチョウ保護スクラムプロジェクトのクラウドファンディングチラシ(PDF:685KB)

ライチョウを絶滅から守りたい!

ライチョウ生息数は危機的状況 ~サポートしようライチョウの仔育て~

 高山帯のライチョウはここ50年で半減し、現在約1700羽(推定)になり、生息数が著しく減少しています。

 こうした中、平成30年7月に中央アルプスでライチョウのメス1羽が確認されました。これを受け、長野県では環境省が中央アルプスなどで実施するケージ保護(※)による保護事業と連携し、取り組んでいます。

 中央アルプスでのケージ保護は令和2年度から実施されており、3家族19羽のライチョウがケージ保護期間を経て、中央アルプスに放鳥されています。

※ケージ保護
 ライチョウの生存率が極端に低い生後4週の間、日中はライチョウに付き添って天敵から守り、夜間は生息地内に設置したケージ(鳥小屋)に入れて保護する手法。主な死因である降雨による低体温や捕食者の危険を避けることができます。
環境省が南アルプスで実施した実証試験では、孵化後3ヵ月の生存率はケージ保護しなかったヒナが平均25%であるのに対して、ケージ保護したヒナの生存率は平均65%になるなど、その効果が確かめられています。

ライチョウの保護対策について

がんばれ ライチョウ保護のエキスパート

 3人1チームで行われる「ケージ保護」活動は、高山帯での足場の不安定な環境でライチョウの天敵の出現を察知しながらヒナを安全な方向に誘導し、夕方にはライチョウの雛を寒さから守るために小屋に追い込みます。この活動は技術としては確立していますが、登山技術や体力だけでなくライチョウ保護経験も必要な過酷な任務であり、実践できる技術者の養成が必要です。

 このため、環境省が行う「ライチョウ復活プロジェクト」と連携し、専門家の指導を受けながらライチョウのケージ保護経験を積むOJT(実地研修)を通じて、高度技術者「長野県ライチョウサポーターズエース」の養成を行います。

 

 見たぞ 送ろう ライチョウの目撃データ

  ~スマートフォン・アプリ「ライポス」の活用~

 ライチョウ保護のためにはライチョウの生息状況を正確に把握する必要があります。
 長野県ではこれまでボランティアや登山者のライチョウ目撃情報をメールやFaxで集めていましたが、件数や地域に偏りがあるほか正確な位置の把握が困難でした。

 このため、登山者をはじめ様々な方々から多くのライチョウ目撃情報を集めるためのスマートフォン用のアプリ「ライポス」を開発しました。
<ライポスの機能>
・目撃したライチョウ情報(性別、羽数、ヒナ数など)をスマートフォンから投稿
・観察者の現在位置を自動表示
・下山後に目撃場所を地図上で登録
・撮影した写真をアップロード
・季節ごとに異なるライチョウの特徴や識別ポイントについての紹介

 ライチョウを目撃した登山者から正確かつ多くの情報を集めることができます。さらにデータを蓄積することで、次のような効果が得られます。

・新規生息地の発見
・主要生息地での個体数の増減を把握
・生息区域の拡大や縮小を把握
・保護増殖事業の効果判定

 長野県では、これまでに年間150件程度のライチョウ目撃情報が寄せられていますが、「ライポス」によって、年間300件以上の情報を収集していきたいと考えています。

 ライポスについては、こちらのページをご覧ください。

 https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/documents/raipos.html

楽しく 学ぼう ライチョウ学習動画

 皆様が、ライチョウについて生息状況や基本的な生態等を学び、保護への理解を深めるための動画を制作しました。

 実際のライチョウの映像やキャラクターの解説により、どなたでも分かりやすく、楽しく学べる動画を公開しています。

 動画はこちらから視聴できます。

自然保護課YouTubeページ(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

◎令和3年度の寄付結果

令和3年度にクラウドファンディングで寄付を募集した結果、目標金額の200万円を大きく上回る御寄付を賜り、関係者一同心から感謝申し上げます。

 寄付金額:7,752,575円(当初目標額200万円) 

 支援人数:378人 

 今年度は皆様からの寄付金を活用し、環境省が取り組んでいる「ライチョウ復活プロジェクト」と連携して、中央アルプスでケージ(保護柵)によるライチョウ保護を行う高度技術者の養成(新規4名)に取り組みました。

 こうした取組を通じて中央アルプスでは10家族64羽の生息が確認されました。

 さらに、県では昨年度開発したライチョウ目撃情報投稿アプリ「ライポス」の運用を6月から開始するとともに、ライチョウについて皆様に、より深く関心を持っていただくためのライチョウ学習動画の制作を行う予定です。

 皆様の寄付金を活用し、今後もライチョウ保護に積極的に取り組んでまいりますので、変わらぬ御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

◎令和2年度の寄付結果

令和2年度にクラウドファンディングで寄付を募集した結果、目標を大きく上回る寄付金をご支援いただきました。

「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」へのご支援、ありがとうございます。

 寄付金額:4,939,300円(当初目標270万円)
 支援人数:335人

・ライチョウ保護の高度技術者「長野県ライチョウサポーターズエース」6名を養成し、登録しました。
・ライチョウ目撃情報投稿アプリ「ライポス」を開発しました。
 ※目標金額を超えて集まった寄付金は、翌年度のライチョウ保護事業に使わせていただきます。

 


 

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お問い合わせ

環境部自然保護課

電話番号:026-235-7178

ファックス:026-235-7498

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