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更新日:2024年4月19日

自然共生サイトについて

  • 令和4年12月、生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において、新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。
  • この枠組みでは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる「ネイチャーポジティブ」というゴールの達成のため、「30 by 30」という行動目標が掲げられました。
  • 環境省が令和5年3月に策定した「生物多様性国家戦略2023-2030」においても、2030年までの「ネイチャーポジティブ」の実現と、「30 by 30」の目標が掲げられています。
  • この目標達成のために、事業者や自治体等による様々な取組みによって生物多様性の保全が図られている区域を、「自然共生サイト」として国が認定する取組みが始まっています。

長野県内の認定状況

県内では以下の区域が「自然共生サイト」として認定されています。

  • 令和5年 前期
サイト名 場所 面積 申請者
シャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤード 上田市 30 ha キリンホールディングス株式会社
Workcation Place 花伝舎 長野市 0.8 ha ミヤマ株式会社

 

  • 令和5年 後期
サイト名 場所 面積 申請者
高瀬川中下流域
(愛称:高瀬川の生物多様性サイト)
大町市、北安曇郡松川村、北安曇郡池田町、安曇野市 343 ha 高瀬川を愛する会
東急リゾートタウン蓼科 茅野市 660 ha 東急不動産株式会社
シチズンマシナリー自然保護区域 北佐久郡御代田町 0.1 ha シチズン時計株式会社
サンクゼールの森 上水内郡信濃町 11 ha 株式会社サンクゼール

 

自然共生サイトとは

  • 「自然共生サイト」とは、国が認定している「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」のことです。
  • 「自然共生サイト」に認定された区域のうち、保護地域との重複を除いた区域は、「OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)」として国際データベースに登録されます。
  • 以下の例のような場所のうち、

  ・生物多様性の価値を有し、
  ・事業者、民間団体・個人、地方公共団体による様々な取組によって、
  ・(本来の目的に関わらず)生物多様性の保全が図られている区域が、
   「自然共生サイト」の対象となります。

【例】企業の森、ナショナルトラスト、バードサンクチュアリ、ビオトープ、自然観察の森、里地里山、森林施業地、水源の森、社寺林、文化的・歴史的な価値を有する地域、企業敷地内の緑地、屋敷林、緑道、都市内の緑地、風致保全の樹林、都市内の公園、ゴルフ場、スキー場、研究機関の森林、環境教育に活用されている森林、防災・減災目的の森林、遊水池、河川敷、水源涵養や炭素固定・吸収目的の森林、建物の屋上、試験・訓練のための草原 等

30 by 30とは

「30 by 30(サーティ・バイ・サーティ)」とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させる「ネイチャーポジティブ」というゴールに向け、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標です。

 

「30 by 30」についてはこちら(環境省HP)

https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

 

お問い合わせ

環境部自然保護課

電話番号:026-235-7178

ファックス:026-235-7498

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