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更新日:2024年4月16日
松塩水道用水管理事務所
灯油などの油漏れ事故に注意をお願いします!
平成23年1月23日夜から、断続的に奈良井川への油分混入が観測されるようになり、当所では、取水カットや活性炭の注入を行って水道水に影響のないように対策を講ずるとともに、奈良井川の採水調査を行い、汚染源の確認を進めていました。その結果、1月28日には、木曽平沢の桑沢橋下流地点で油分が混入していることが確認され、松本地方事務所環境課、塩尻市生活環境課及び木曽広域消防署北分所等の協力を得て、近隣地域において汚染原因の調査を行いました。
2月7日には松本地方事務所環境課の呼びかけで関係機関の連絡会議が開催され、その会議結果に基づいて、9日には、関係機関による平沢地区の各戸調査も行われましたが、原因の究明には至りませんでした。また、同日、松本建設事務所による瀬追工事も行われ、工事によって造られた流路には、塩尻市によって油吸着マットも敷設されました。
その後、奈良井川の油分は減少し、終息するかと思われましたが、降雨があると油分が観測されるという事態が2月末まで続きました。
当所では、1月23日から2月9日までほぼ連続して、その後は降雨等により油分が観測される都度、活性炭を注入し、水道水への影響が生じないよう対応いたしました。この間の活性炭の使用量は約9300kgで、平成21年度の総使用量8,314kgを超え、約330万円の費用がかかっています。
11月に入り、暖房用に灯油を使用する機会が多くなりますので、油漏れ事故には十分注意をお願いします。また、贄川(宮の窪)より上流域で、万が一油漏れ事故が起きた場合や奈良井川で油膜等を確認した場合には、お手数ですが、ご連絡をお願いします。
平成23年1月31日に確認された油膜
2月9日、奈良井川への油分混入対策として、松本建設事務所によって、瀬追工事が実施されました。
2月9日、瀬追工事によって造られた流路に、塩尻市生活環境課によって、油吸着マットを敷設されました。
2月25日、降雨後、本流右岸に確認された油膜
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