伊那保健所管内で有毒きのこ「テングタケ(推定)」による食中毒が発生しました

長野県（健康福祉部）プレスリリース令和6年（2024年）10月24日

伊那保健所管内で、有毒きのこ「テングタケ(推定)」を食べたことによる食中毒が発生しました。
患者は、このきのこを食べた1名中の1名で、伊那保健所が行った調査により、患者は、「テングタケ(推定)」を「カラカサタケ」と間違えて採取し、調理、喫食していました。
なお、患者は快方に向かっています。

【事件の探知】

令和6年10月23日午後5時頃、伊那市内の医療機関から「採取した野生きのこを食べて神経症状を呈した患者1名を治療中である。」旨の連絡が伊那保健所にありました。

【伊那保健所による調査結果概要】

• 患者は10月21日に上伊那郡内の職場敷地内で採取したきのこを、23日午前11時30分頃に加熱して食べたところ、同日午後3時頃から四肢の痙攣、麻痺、意識混濁などの症状を呈しました。
• 伊那保健所で調理済み残品を確認したところ、「テングタケ」の特徴と類似していました。
• 患者の症状は、「テングタケ」による症状と一致していました。
• 患者を診察した医師から、食中毒の届出がありました。
• 以上のことから、伊那保健所は「テングタケ(推定)」を原因とする食中毒と断定しました。

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