北信保健所管内の旅館でノロウイルスによる食中毒が発生しました

長野県（健康福祉部）プレスリリース令和7年（2025年）3月30日

本日、北信保健所は、下高井郡内の旅館を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の調理部門に対し令和7年3月30日から令和7年4月1日まで、3日間の営業停止を命じました。
患者は、令和7年3月23日夕食に当該施設で調理、提供された食事を喫食した21グループ21名中の16グループ16名で、行政検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。
なお、患者は全員快方に向かっています。

【事件の探知】

令和7年3月25日の午後3時頃、スキー教室参加者の保護者から「スキー教室に参加している子供が昨夜から嘔吐、下痢の症状を呈していると連絡があった。複数名が同じように体調不良を呈しているようだ。」という旨の連絡が北信保健所にありました。

【北信保健所による調査結果概要】

当該施設で３月23日夕食に調理、提供された食事を喫食した21グループ21名中の16グループ16名が、３月24日午前6時頃から、下痢、発熱、腹痛などの症状を呈しました。
患者は、当該施設で調理、提供された食事を共通して喫食していました。
長野県環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されました。
患者の発症状況は、ノロウイルスによる食中毒の症状と一致していました。
患者を診察した医師から食中毒の届出がありました。
これらのことから、北信保健所は当該施設で調理、提供された食事を原因とする食中毒と断定しました。