ここから本文です。
更新日:2022年2月4日
諏訪地域振興局
(2018年2月7日撮影)
諏訪湖が全面結氷すると南の岸から北の岸へかけて氷が裂けて、高さ30cmから1m80cm位の氷の山脈ができます。
これは諏訪神社上社の建御名方命(男神)が下社の八坂刀売命(女神)のもとへ通った道筋といわれています。
諏訪市の無形民俗文化財に指定されている御渡り神事は古来八釼神社の特殊神事です。
諏訪湖に御渡りができると宮司と氏子総代、古役、小和田各区長等約60名が、諏訪明神の通った道とされる氷の亀裂を拝観し、その年の農作物、社会情勢の吉凶、気候雨量等を占い、結果を公表します。
(出典:諏訪市博物館 なんでも諏訪百科)
近ごろは暖かい年が続き、結氷しない「明けの海」となることが増えています。
諏訪の七不思議の随一とされ、平安時代の和歌にも御神渡りのことがうたわれています。
諏訪の海の 氷の上の かよひちは
神のわたりて とくるなりけり (源朝臣顕仲)(堀河院御時百首和歌)
直近では平成30年(2018年)に八剱神社によって御神渡りが認定されました。
令和4年(2022年)は1月7日、9日、15日、16日、17日、18日、20日、22日、23日に全面結氷と認定されています。
令和4年においては、「御神渡りの出現は厳しい」として、2月3日に「明けの海」が宣言されました。
諏訪湖は温泉や天然ガスが湧き出ているポイントがあるため、ところどころ氷が薄くなっています。
氷の厚さや強さにムラがあり、状態も日々変化しているため大変危険です。
地元住民・観光客の皆さまは諏訪湖の氷の上に立ち入り、落ちることのないよう、十分に注意してください。
氷が割れ、冷たい水に落ちてしまうと、救助が大変困難で命の危険があります。
感染対策をして安全な場所から、他の方と距離を取ってご覧いただくようお願いいたします。
諏訪湖周辺の道路は日常的に混雑しています。路上駐車・近隣への迷惑駐車は絶対におやめください。
御神渡りの神事や生業のための漁師の氷上への立ち入りは、伝統と長年の経験に基づいて行われているものです。
過去には氷が割れ落水する事故や、氷上で転倒し負傷する事故も起きています。
湖岸に打ち寄せられている氷の上に登ったり、お子様を立たせて写真を撮影したりすることも危険です。
マナーを守って安全な場所から景色を楽しみましょう。
八剱神社が行っている御神渡り観察の報道に際しましては、氷上への立ち入りが安全である旨の誤解を与えるおそれがあります。
写真・映像を流す際は、氷上への立ち入りは危険である旨も併せて報道いただくようお願いいたします。
また、一般の方が氷上に乗っている写真・映像の放送は避けていただくようお願いいたします。
※路上駐車・近隣への迷惑駐車は絶対におやめください。
混雑状況・結氷状況を事前に確認することをおすすめします。
メンテナンス等で映像が見られない可能性もあります。
映像提供:長野県ボート協会
画像提供:長野県建設部河川課
こちらは簡易型河川監視カメラの画像です。危機管理型水位計運用協議会が運用する「川の水位情報」で全国の河川画像、水位情報が確認できます。
諏訪湖でのわかさぎ釣りについては、諏訪湖漁業協同組合の「釣り情報」をご覧ください。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください