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更新日:2021年11月2日
安曇野建設事務所
安曇野には多くの道祖神があります。道祖神自体は全国に広く分布していますが、特に関東甲信地方には多く、特に安曇野市は約400体以上の道祖神があるとされ、単体の市町村では日本一と言われています。 |
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道祖神は、村境で悪霊や悪い病が村へ入るのを防ぎ、旅人の安全を守り、五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄などの守り神で、江戸時代中期(1700年代)のものまで確認がされています。 |
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安曇野を舞台にした昭和50年の朝のNHKドラマ『水色の時』に造られた道祖神も穂高等々力(ほたかとどろき)地籍に現存しています。 |
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また、穂高矢原(ほたかやはら)区に祀られている元治元年(1864)造立の彩色像が昭和63年NHK海外放送ラジオジャパンのカレンダーの表紙に選ばれてからは広く海外にも知られるようになりました。 像は、男女二人が握手をしている像、酒器を持っている像、餅をついている像、さらには彩色が施されている像、文字だけのものなど様々ですが、当時の庶民の信仰・生活などに深く係わりがあったのは間違いのないところでしょう。 |
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こうした道祖神を信仰の対象とした祭祀は現在でも道祖神祭、三九郎(正月の火祭り)、御柱、福俵曳きといった形で受け継がれてきています。 |
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道祖神の詳細は安曇野市ホームページでも紹介されています。 |
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https://www.city.azumino.nagano.jp/soshiki/32/10239.html(外部サイト) |
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(参考文献) |
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豊科町誌(歴史編・民俗編・水利編)平成7年10月 豊科町誌刊行会 |
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穂高町誌(歴史編上・民俗編) 平成3年1月 穂高町誌刊行会 |
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堀金村誌上巻(自然・歴史) 平成3年3月 堀金村誌刊行会 |
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三郷村誌1. 昭和55年9月 三郷村誌編纂会 |
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