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更新日:2022年7月28日
姫川砂防事務所
白馬村及び小谷村は地質的に大きく3つに区分できます。日本列島を2つに分ける糸魚川-静岡構造線に沿って、白馬盆地と姫川の谷があり、その西側は、古生代と中生代の古期岩類の飛騨山脈で、高山帯を持つ急峻な山岳です。これに対して東側は北部フォッサマグナに属し、新生代新第三紀から第四紀更新世期の新しい地層の山地です。
姫川中流域の北小谷では、西側の地質が姫川を越え真那板山や大網地区にも分布しています。また、姫川上流域の白馬盆地西側ではフォッサマグナ側の新しい地層が飛騨山脈側の古期岩類上に不整合に載っており、飛騨山脈側には、中生代白亜紀から新生代古第三紀に貫入した花崗岩類、珪長岩、流紋岩及び蛇紋岩など火山岩が分布しています。また、小谷山地側には、ひん岩、安山岩、流紋岩が貫入しています。新生代第四紀になると、飛騨山脈側には白馬乗鞍火山が噴出し、フォッサマグナ側にも大渚山や焼山が噴出しました。
管内の中央部では、糸魚川-静岡構造線の活動に伴って、白馬盆地や姫川の谷沿いの第四紀層が堆積し、重要な生活地域になっています。
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