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更新日:2025年12月26日
時間:午前9時29分~午前10時2分
場所:県庁特別会議室
出席者:
阿部知事、関副知事、新田副知事、阿部警察本部長、武田教育長、吉沢公営企業管理者、前沢危機管理監、田中産業政策監、渡邉危機管理部長、中村企画振興部長、須藤総務部長、直江県民文化部長、笹渕健康福祉部長、小林環境部長、木下産業労働部次長、高橋観光スポーツ部長、村山農政部長、根橋林務部長、栗林建設部長、柳沢会計管理者兼会計局長、小池監査委員事務局長、西沢人事委員会事務局長、風間労働委員会事務局長、滝沢佐久地域振興局長、合津上田地域振興局長、竹花諏訪地域振興局長、池上上伊那地域振興局長、岩下南信州地域振興局長、小林木曽地域振興局長、斎藤松本地域振興局長、柳原北アルプス地域振興局長、坪井長野地域振興局長、三森北信地域振興局長、塚本財政課長、伊豫田情報公開・法務課長
(関副知事)
おはようございます。
ただいまから部局長会議を始めます。
冒頭、知事から何かありますか。
(阿部知事)
おはようございます。
この後、補正予算等について財政課から説明があって、決定をしていきたいと思っていますけれども、まず皆様方には議会に向けての予算編成、それから条例案、議案等の作成に御尽力いただきまして大変ありがとうございます。
国の経済対策の策定、それから補正予算策定が進められていますので、以前も申し上げたとおり、しっかりと情報を早めに把握をして、県民の皆様方のために的確に対応できるように取り組んでいってもらいたいと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。
それから、昨日県の市長会と御懇談の場を設けて、いろいろなテーマについて、意思疎通をさせていただきました。関係の部局長の皆さんには出席をしていただいていますけれども、教育委員会関係の部活の地域移行、懇談会でも御意見が出ていたように交通等も含めて、我々知事部局もしっかりと協力して、取り組んでいきますので一緒になって、より良い形を作っていきたいと思いますので、これは武田教育長、ぜひよろしくお願いいたします。
あと、クマ対策については、市町村の皆さんも、非常にいろいろな課題感をお持ちになられてますので、県としてのクマ対策パッケージを策定しましたが、当然市町村としっかり連携して取り組んでいかなければいけないので、この点林務部を中心として、市町村と問題意識、方向性を共有しながら進めていってもらいたいと思いますので、根橋部長を中心によろしくお願いいたします。
あと笹渕部長の説明の資料でもありますが、市町村と県とで問題意識と方向感を共有していくということが、第一義的に重要だと思いますので、昨日は一定程度、方向感お示しできたかなと思いますので、引き続き市町村長の皆さんとしっかり連携を取っていただければと思います。
とにかくいろんな課題もありますし、これから年末、それから年度末にかけて、国の動きもフォローしながら、県としての来年度予算編成、あるいは補正予算の編成を更にやっていかなければいけない状況になりますので、しばらく県組織全体に負荷がかかる時期になりますが、県民の皆さんが待ち望んでいる政策等もありますので、協力して、助け合いながら、しっかりと進めていただくようお願いを申し上げて、冒頭の私からの挨拶としたいと思います。
(関副知事)
それでは、本日の協議事項に入ります。
最初に協議資料1について、財政課長から説明をお願いします。
(塚本財政課長)
よろしくお願いいたします。それでは、私の方から「令和7年度11月補正予算案のポイント」について御説明いたします。
今回の補正予算におきましては、「『県民の命と暮らしを守るツキノワグマ対策』総合パッケージ1.0」の実行、医療・介護等提供体制や教育環境の整備、原料米価格高騰への対応などに必要な経費を計上いたしました。
主な内容ですけれども、まずツキノワグマ対策の推進といたしまして、ツキノワグマによる人身被害ゼロを目指して、きめ細やかな情報発信を展開するとともに、市町村のゾーニング管理導入を支援いたします。
続いて、医療・介護等提供体制の整備といたしまして、木曽地域におけます安心・安全な出産環境を整備するため、遠方の分娩取扱施設等を利用せざるを得ない妊産婦の方に対する交通費支援の拡充等を実施するとともに、DWAT(災害派遣福祉チーム)との体制強化や介護ロボットやICTの導入による介護現場の生産性向上に向けた支援を実施いたします。
続きまして、教育環境の整備といたしまして、県立高校の学習環境を整備するため、夏季に使用する特別教室等のエアコン設置を順次進めるとともに、清泉大学(仮称)農学部の設置に当たり、施設・設備整備に対する助成を行います。
続きまして、原料米価格高騰への対応といたしまして、原料米価格高騰の影響を受け、経営改善に取り組む事業者を緊急的に支援するため、県産加工用米等の購入費用を補助いたします。
最後に、県民生活の安全・安心の確保といたしまして、債務負担行為を設定し、春夏の観光シーズンに向け、安全で円滑な道路環境を確保するため、劣化した舗装や不鮮明な区画線補修工事等を前倒しで実施いたします。
なお、国の経済対策及び補正予算につきましては、国の対応を踏まえ速やかな予算化が必要となりますので、各部局の皆様、情報収集を含め、引き続きよろしくお願いいたします。
(関副知事)
ただいまの説明について、質問、御意見がありましたらお願いします。
産業政策監。
(田中産業政策監)
この11月補正予算のポイントと直接関係してはいないんですが、関連して先ほど知事から冒頭挨拶にもあり、財政課長からも話にありました経済対策の関係につきまして、今後の話として、今まさに国において、総合経済対策を打ち出すという動きが出てきている。早ければ明日にも閣議決定を受けた調整が行われるという話が出ております。連動して国の補正予算案の成立に向けた動きも出てくるだろうと思っております。そういう意味におきましては、県といたしましても、各部局が持っていらっしゃる各省庁とのパイプをしっかり使って、具体的な補正予算の内容をしっかり把握していただきながら、あわせて国の予算を最大限活用するだけではなく、それぞれ各部局の各分野の実情ですとか、あるいは課題もしっかりと踏まえた県としての物価高騰・米国関税支援パッケージもベースにしつつ、総合的な経済対策を取りまとめていく必要があろうかと思っております。このことは一昨日の次長会議でもお伝えしておりますが、各部局長の皆様におかれましても、しっかりと意識していただきますよう私からも御協力のほどお願いしたいと思います。以上でございます。
(関副知事)
他に何かありますか。
それでは知事からありましたら、お願いします。
(阿部知事)
まず総務部を中心に補正予算案の取りまとめをいただきまして、ありがとうございます。
いずれも重要な課題でありますので、ぜひ県議会の議決をしっかり得て、執行できるように引き続き取り組んでもらいたいと思います。
特にクマ対策が先ほど少し申し上げましたけれども、市町村と連携して、このゾーニング等もしっかり進めていかなければいけないので、市町村との意思疎通をしっかり行っていただくと同時に、昨日少し勉強しましたけれどもガバメントハンターをどうするという話も個々の市町村が対応する部分と、県で考えなければいけない部分と、あるいは一緒にやるのか。そうした県市町村の役割分担の在り方も意識をしながら、相談をしてもらえればと思います。
あと、教育環境整備は、計画的に進めていくということで、今回の取組をスタートに、空調設備については、令和9年度までに夏に使用する特別教室等を整備率100%ということで目指して取り組みますので、着実に進むように教育委員会にお願いしたいと思いますし、その他、トイレの問題等もあるので、引き続き来年度当初予算に向けて、しっかり検討していただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。
また、田中産業政策監からも経済対策の話があって、非常に重要な指摘をしていただいたと思っています。特にやることをそのまま予算化するものであれば、AIでもできる状況なので、長野県としては何が本当に必要なのかということを念頭に置きながら、国の補正予算を活用して施策をつくってもらうことが大変重要だと思っていますので、その点は意識していただきたいなと思います。
余談ですけれども、若干私が気になってるのは、現金給付がすごく多くなったり、しかも何でも一律現金給付だったり無償化だったり、全て一律という政策が多くなっていて、それはある意味、政策判断の部類ではあるとは思いますけれども、例えば一律にすることによって、例えば所得が高い方も低い方も同じ支援だと。所得が比較的低い方にとっては、例えば1万円の価値がすごく高いですけれども、そうではない方たちと比べれば、同じお金でも価値が違って感じられるのではないかなと思います。それから、財政力が強い自治体と弱い自治体が同じような支援を同じように行うと、どうしても財政力が強いところは、例えば今国が取り組もうとしている様々施策も既に先行している自治体にとってはある意味、財源振替えで更に余裕が生まれてしまうとそうじゃないところはそれに付き合わなければいけません。場合によってはプラスアルファの支出を強いられるという形になるので、そういうことを考えると、国は全国一律に物事を見なければいけないので、ある意味皆同じ施策になってしまうのはやむを得ない点があるかもしれませんけれども、私達はもう少しきめ細かく、対応することのできる可能な部分がありますので、ぜひそうしたことも念頭に置きながら考えていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
(関副知事)
それでは、これをもちまして、11月定例会に提出する予算案として、決定をします。
次に協議資料2について、伊豫田情報公開・法務課長から説明をお願いします。
(伊豫田情報公開・法務課長)
それでは、協議資料2を御覧ください。
11月定例会に提出予定の条例案は一部改正8件です。主な内容を説明します。
1は手数料の新設です。法改正により、県に提出された政党交付金関係の書類について、これまでの閲覧のみでなく、写しを請求していただくことが可能となります。これに併せて、複写に係る手数料を定めます。
次は、市町村への事務の移譲です。法改正によりかかりつけ医機能を、病院等が県へ報告する制度ができます。長野・松本両市内の報告の受付等の事務をそれぞれ保健所設置市に移譲します。
2ページをお願いします。3番、都市公園の関係です。建替えを行っております松本平広域公園の陸上競技場の利用に向けて、料金の額を定めますとともに、風越公園の地元移管に伴う改正を行います。
4は、高等学校の設置です。小諸商業高校と小諸高校を統合して、小諸義塾高校とします。
3ページをお願いします。以下は、職員の旅費と給与の改定です。5は旅費です。物価上昇等、社会経済情勢の変化に対応するため、出張の際の宿泊料の上限や引っ越しの際の移転料の上限を見直します。
4ページをお願いします。6以降の3件は、人事委員会勧告に基づいて、民間給与との較差解消のため給与改定を行うものです。給料月額は、初任給や若年層に重点を置いて引き上げます。期末手当、勤勉手当はそれぞれ0.025月分引き上げます。通勤手当は、自動車の通勤距離1㎞当たりの額を引き上げます。あわせて、特別職の期末手当について0.05月分引き上げます。これらは本年度支給済みの分に遡って適用します。また、令和8年4月から地域手当の引上げや通勤手当の自動車使用の場合の限度額の引上げを行います。
5ページをお願いします。勧告への対応と併せて、7の学校職員の条例では、法改正に伴う改定も行います。教職調整額を10%になるまで毎年1ポイントずつ引き上げるなど、教員の勤務環境を整備します。
これらの対応は令和8年1月から実施します。
説明は以上です。よろしくお願いします。
(関副知事)
ただいまの説明について、何か質問、御意見等ありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。
それでは、知事から何かありましたらお願いします。
(阿部知事)
条例案の取りまとめありがとうございました。条例そのものはこれでいいと思っていますが、何点か関連してコメントしたいと思いますが、2番目の知事の権限に属する事務の特例でかかりつけ医の報告の処理の保健所設置市の移譲です。これはこれでいいんですが、医療提供体制のグランドデザインを具現化していく中で、かかりつけ医を県としてどう位置付けて、国の方向性があまりよくわからないところもありますが、どういう役割を担っていただいて、全体として医療の向上を図っていくのかは、ぜひ健康福祉部で検討していってもらいたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
あと、旅費それから給与の引上げの方向で条例改正するわけでありますけれども、県民の皆様方からいただいている税金で仕事をしているということを改めて全職員で、しっかりと自覚をしていただいて、物価高騰局面でありますので、人事委員会勧告を踏まえて、引き上げていくということが私としても必要な方向性だと思っていますが、しかしながら一方で、県民の皆様方の中には、公務員ほど給料が上がらないという人たちもいらっしゃることも事実でありますから、そうした皆さんがいるということも常に念頭に置きながら、また県民の皆さんに支えていただいて、行政執行ができるということをしっかり念頭に置いて、日々の仕事に当たってもらいたいなと思っています。
それからもう一点。給与制度については、これまではどちらかというと国が言っているとおりやっていくのが、ある意味地方公務員法にも国家公務員準拠と書かれているので、正しい姿みたいな時期がありましたけども、これから人材の確保の観点も含めて、政策的にこの点は考えていかなければいけない部分が増えてきていますので、引き続き総務部中心に、教育委員会あるいは県警本部もそうだと思いますけれども、そうした視点を持って検討していってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(関副知事)
それでは、これをもちまして、11月定例会で提出する条例案として決定をさせていただきます。
続いて報告事項に入ります。
報告資料1について、健康福祉部長から説明をお願いします。
(笹渕健康福祉部長)
報告資料1を御覧ください。
急激な少子化が進む中、安心して出産・子育てができる環境づくりは、県にとって喫緊の課題でございます。
今回、県立木曽病院での分娩受入れ休止という厳しい状況を踏まえ、木曽地域を先行モデルとして、妊婦の皆さんが安心して出産できる仕組みを整えるための支援策を策定いたしました。
策定に当たっては、木曽郡6町村及び木曽広域連合と協議を重ね、11月10日には、県町村広域連合の主催で住民意見交換会を開催いたしました。木曽地域振興局長や木曽広域消防本部の方にも御参加いただき、活発な意見交換が行われました。そこでいただきました御意見を反映し、まさに住民とともにつくり上げた支援策となっております。
今回の取組を契機に、県全体で女性や若者から選ばれる県づくりを進め、安心して出産・子育てができる環境を整えてまいります。また、木曽地域以外でも分娩医療機関がない大北地域とも今後協議を進めてまいります。
今回の支援内容は、先ほど財政課長から説明したとおりでございますが、私からポイントを御紹介させていただきます。まず、1番目の妊産婦の方への経済的負担軽減でございます。遠方での分娩、健診に係る交通費や宿泊費について国の事業を活用し、自己負担ゼロを目指します。そして、国の制度の対象外の場合でも、県と町村が協調して支援をいたします。
なお、木曽病院では、令和8年4月1日以降、分娩取扱い休止としておりますが、出産日が遅れる可能性を考慮し、令和8年3月1日以降の出産予定日の方は、他の病院へ紹介することとなりました。このため、3月1日以降の出産予定の妊婦を対象に加え、漏れのないよう対応してまいります。
特に妊娠後期の健診時のタクシー利用助成や宿泊支援の対象にウィークリーマンションを加える点は住民意見交換会でいただいた声を反映いたしました。
次に出産時の移動手段の確保でございます。陣痛タクシーの導入を支援いたします。タクシー事業者には、防水対策などの改装費用を補助し、妊婦とドライバー双方が安心できるよう対応方法に関する研修も実施いたします。
3つ目に事務の共同化等の検討でございますが、こちらは今後調査や意見を伺いながら進めてまいります。
最後に、医療機関の情報連携強化でございます。妊婦健診を行う木曽病院と分娩医療機関が別となるため、母体や胎児の状態を遠隔でモニタリングできるシステムを導入いたします。こちらは必要な機器の購入、設置費用を補助いたします。これらの事業は、令和7年度11月補正予算で実施いたしまして、予算額は247万8千円でございます。
また、この度木曽6町村広域連合に御尽力いただきまして、木曽郡6町村とルートインジャパン株式会社様との間で、木曽地域の妊婦さんが優先的にホテルを利用できる。地域出産宿泊協定が締結されます。来週25日には締結式が開催され、県からは関副知事に立会人として御出席いただきます。この協定は、他地域に先駆けたものでございまして、今後の同様の取組が進められる場合には、県としても支援してまいります。
木曽地域の課題を、県全体の周産期医療体制を見直す契機と捉え、急激な少子化に対応しながら、安心して出産・子育てができる環境づくりを進めてまいります。
以上でございます。
(関副知事)
ただいまの説明について、質問、御意見がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。
知事から何かありましたらお願いします。
(阿部知事)
この木曽地域妊産婦支援パッケージ、笹渕健康福祉部長をはじめ、健康福祉部の皆さん、それから小林木曽地域振興局長はじめ、木曽地域振興局あるいは木曽保健福祉事務所、そして地元の町村関係の皆さんが本当に住民の皆さんと対話をしたり、関係者間で調整しまして、取りまとめていただきましたことを、まずは大変ありがたく思っております。
先ほどの国の取組について、国が全国一律で話しましたが、対極な取組だと思っています。まさにこういうことを考えるのが我々の役割であり、責任ではないかと思っています。
なお、物事のこのスタートは木曽病院で分娩を取り扱わないということがスタートであります。そのこと自体は住民の皆さんには様々な不安や懸念、問題意識があるわけでありますが、私も当初は本当にやらないんだと思った部分もありますが、しかしながら、よくよく関係者の話を聞けば聞くほど、これはやむを得ないなと思います。
ギリギリの体制で分娩を取り扱うということに対しては、一定程度のリスクが付きまとわざるを得ないところもありますし、それを補う医師、あるいは医療関係者の皆さんの精神的な負担も非常に重くなってしまうこともあって、木曽地域以外で大変申し訳ないですけども、分娩をしていただくという形にせざるを得ないと私も判断をさせていただきました。しかしながら、それで申し訳ございませんねということだけで終わらせてしまうと、我々としての責任を果たすことにはならないので、町や村に協力していただいて、今回のような支援パッケージを取りまとめさせていただきました。
全ての方が100%満足されてるということで必ずしもない部分もあるかもしれませんけれども、しかしながら現場のお声を踏まえて地域の皆さんの思いに寄り添って、検討して最大限の努力をさせていただくことができたのではないかなと思います。
これからの人口減少局面にあっては、これまでと同じことを同じように進めているだけでは県民の皆様方の期待に応えることはできないと思っています。分娩という医療の中でも限られた1分野での取組ではありますけれども、同じようなケースは各部局にも存在していると思っています。
こうした視点、こうした考え方をぜひ全庁でしっかり共有していただいて、本来県として取り組むべきことは何かということを考えるきっかけにしてもらえればと思いますので、よろしくお願いいたします。
(関副知事)
それでは、その他事項に入ります。
その他資料1について、産業政策監から説明をお願いします。
(田中産業政策監)
その他資料の1を御覧いただきたいと思います。
その他資料のタイトルにもありますように「ながラボフォーラムを初開催!」の御案内でございます。
資料の下に3行ほどリード文がありますけれども、試験研究機関連携会議、通称「ながラボ」なんですが、実は令和2年のときから、元々試験機関同士横軸で連携しながら、行政課題に取り組んでいこうということで始めておるものでございます。
具体的な実績や成果の全部については、2枚目を御覧いただきたいと思います。一つ一つは説明しませんが、何がいいかというと、この2枚目に研究テーマの発表を今度やろうと思っているのですが、ここに書いてあるそのものは実はこの1年の間でもそれぞれ成果が出てきていて、個々の発表をしています。連携して研究成果が出て、それぞれの各機関などをフィードするような技術ですとか、ノウハウとを組み合わせて相乗効果が生まれてきている状況でございます。
そういう意味で、また1枚目に戻っていただきたいんですが、実はそういう活動している、研究成果が出ているということを、そもそも足元の職員の皆さんに知られてないんじゃないか。逆に言うと、知ってもらう努力が少し足りなかったんじゃないかと。非常にもったいないなということで、今度、合同で12月12日に県庁講堂になりますけれども、発表会をやろうということでございます。合同で成果の発表、発信する場合の機会を設けて知っていただくとともにそれぞれの部局の皆さんにおいては、この試験研究機関の持っている技術ですとか、ノウハウとかデータをもっと活用すればそれぞれの部局が抱える。行政課題にもうまくもっと生かせるものはあるのではないかとそういう意味できっかけづくりといったことにつなげていきたいということで、この会を開こうという初めての試みでございます。
そういう意味におきましては、今回の内容のところに見ていただきますように、ごく一部でありますが、第1部・第2部ということで、特に関心の高い気候変動、それからAI技術活用と、このテーマで発表会を行って参ります。
あわせて、パネル展示も行いながら、オープンにしていきますので、県民の方、あるいは事業者の方等々の多くの方にも見て知っていただいて、それぞれの関係性を深めていくようなステップにつなげていきたいと思っておりますので、主管課の課長さんたちにもお伝えしておりますが、ぜひ各部局の皆さんにおかれては12月12日の午前中でありますけれども、できる限り多くの職員の皆さんにも御参加いただきたいと思っておりますので、その御案内でございます。説明は以上でございます。
(関副知事)
ただいまの説明につきまして、質問、御意見等がありましたら。
よろしいですか。
それでは知事から何かありましたらお願いします。
(阿部知事)
私は非常に画期的なことだなと思っていまして、今までどっちかというと縦割りで取り組んできましたけれども、コラボレーションすることによって、大きな成果を生むことができるということもありますし、今回なかなか県の試験研究機関が、本当に良い取組を頑張ってやっていただいているわけですけれども、なかなか世の中に伝わる機会が少ないということもあるので、こうしたフォーラムをやっていくことが私としても非常に重要なことだと思います。
日本全体で教育の在り方をどうするかということを考えたときに、理系人材のウエイトを増やさなければいけないと。文部科学省も一生懸命考えていらっしゃいますが、どちらかというと我々行政の公務職場というのは今まで文系優位ときておりますが、だからこそ、こうした試験研究機関である意味、地道な研究をしている皆さんの取組は、これからの未来に向けてますます重要性が増してきていると思っております。
そういう意味で、ぜひ関係部局においては、こういった試験研究機関に関する予算についても、しっかり配慮して取り組んでもらいたいと思いますし、こうした機関で働く皆さんがよりモチベーションが持てるように、そしてこういうところで働くことを目指して県職員になりたいと思ってもらえる人が増えるように取り組んでいくことが重要だと思います。そういう意味でこのフォーラムはいろんな意味で意義深い施策だと思っていますので、多くの皆さんに参加をしていただいて研究機関の成果、いろんな人たちの努力。こうしたものを共有してもらえればありがたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。
(関副知事)
事前に登録された項目は以上でありますが、特に御発言がありましたら、お願いします。
よろしいでしょうか。
最後に知事から何かありますか。
(阿部知事)
冒頭に発言したのでいいです。
(関副知事)
以上で部局長会議を終了いたします。
御苦労様でした。
会議資料
【協議事項】
【報告事項】
【その他事項】
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