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更新日:2022年11月7日
北アルプス地域振興局
平川頭首工(取水施設)は昭和57年に県営かんがい排水事業により完成した農業水利施設で、一級河川平川に設置されたバースクリーンから取水して平川両岸のA=327haの農地にかんがいしています。
施設管理者は長野県白馬村土地改良区で、水利権は長野県が所有しています。
沈砂池から平川を横断するサイホン手前までの間には約30m程度の落差があり、水利権は年間を通じて取水が認められているため、小水力発電の可能性が高いと判断し、平成23年度に調査を実施しました。
東日本大震災に関連したエネルギー政策の見直しを受けて、平成24年度に県の新規モデル事業として「土地改良施設エネルギー活用推進事業」が創設され、平川地区は県の小水力発電事業の唯一の地区として実施されました。
平成24年度に事業着手し、平成27年度から発電を開始しています。
最大発電量は180kWで、発電した電力は全量売電して発電施設の維持管理費用を賄っているとともに、白馬村土地改良区が管理する土地改良施設の維持管理費等にも充当しています。
《発電所外観》
《水車と発電機》
発電所の概要
名称 | 白馬村平川小水力発電所 |
所在地 | 北安曇郡白馬村大字北城 |
運転開始 | 平成27年4月 |
最大出力 | 180kW |
有効落差 | 29.4m |
使用水量 | 0.54~0.8立方メートル/s |
水車型式 | 横軸フランシス型 |
農業用水路名 | 平川左岸用水路 |
電力供給先 | 売電(土地改良区の維持管理費等に充当) |
管理者 | 長野県白馬村土地改良区 |
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