全国に千数百種あるといわれる味噌ですが、それぞれ、原料、味、色の違いにより大別できます。
【原料】
基本的に味噌は、大豆、塩、麹から造ります。麹とは、米、麦、大豆などに麹菌を培養させたもので、この麹の違いにより米味噌、麦味噌、豆味噌などに分類されます。
【味】
原料の大豆に対する麹の割合を「麹歩合」といいますが、この麹歩合が高いほど甘口の味噌になります。甘みの強い順に、甘味噌、甘口味噌、辛口味噌に分類されます。
【色】
味噌を色合いにより分類すると、色の濃い順に、赤味噌、淡色味噌、白味噌に分類されます。一般に、醸造中の温度、熟成期間、製造方法などにより、色の濃淡に差が出ます。
この分類でいくと、「信州味噌」は、淡色辛口の米味噌に分類されます。ちなみに、「信州味噌」は、長野県味噌工業協同組合の登録商標です。
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