松本警察署協議会開催結果
開催日時
令和5年11月21日(火曜日)午後2時00分~午後4時00分
開催場所
松本警察署
出席者
会長以下15名
警察署長以下12名
議事概要
- 「松本警察署速度取締り指針」について
- 自転車利用者のルール・マナーアップ方策について
- 質疑応答
諮問事項
「松本警察署速度取締り指針」について
「松本警察署速度取締り指針」の策定趣旨、目的及び松本警察署管内の幹線道路における時間帯別の交通事故発生状況等を説明するとともに、委員に改定した指針に対する意見や提案をいただいた。
質問・意見等
【委員】
- 国道19号について、昼間の時間帯は交通量が多く、慢性的な渋滞が発生していることから速度超過の車両は少ないように思えるが、重点路線としていかがなのか。
【警察】
- ご意見のとおり、国道19号は、特に渚地籍から村井地籍まで慢性的に渋滞が発生しており、その中でも交通事故が発生しているが、渋滞を抜けた先では速度が出やすくなり交通事故の発生が懸念される場所があるため、そういった場所で速度取締りを行う必要がある。また、速度取締りは、交通違反の検挙のみならず、ドライバーに警察官の姿を見せることによって交通違反及び交通事故抑止の啓発につながるため、そういった効果も踏まえて交通量が多く、事故の発生が多い国道19号を重点路線に指定した。
【委員】
- 幹線道路は、交通量が多いため、交通事故も多く発生していることは分かるが、生活道路や抜け道でも速度の速い危険車両が多く見られるため、歩行者保護の観点からも生活道路や抜け道で速度取締りを実施した方が良いのではないか。
【警察】
- 住民の方から寄せられる取締り要望は、幹線道路のほか学校の通学路等の生活道路に関するものもある。警察では、歩行者保護の観点から、速度取締りのみならず、横断歩行者妨害や通行禁止道路の通行車両の取締り等を実施をしている。なお、通学路の通行車両の速度が速いというご意見に対しては、道路に設置する定置式の速度取締機のほか、「可搬式オービス」を活用して、通学路等での生活道路で取締りを実施してまいりたい。
自転車利用者のルール・マナーアップ方策について
啓発活動の現状、各種啓発グッズの効果を紹介し、効果的な自転車利用者のルール・マナーアップ方策について委員から意見や提案をいただいた。
質問・意見等
【委員】
- 自転車のルールやマナーは、企業以外にも地区町会での安全教室を行うと効果があるのではないか。防災訓練の機会等を利用して、町会と連携して交通安全教室を実施してはいかが。
【警察】
- これまでも交通安全教室等へ自主的に参加していただける方に対する啓発の機会がありましたが、それ以外の方々に対するアプローチについてご意見いただいた機会を活用するなど、各種機関等と連携した活動を実施したい。
その他の質問等
【委員】
- 新聞に掲載されていたが、「ホンデリング」はどういった活動か。
【警察】
- 「ホンデリング」は、読み終わった本を犯罪被害者支援センターに寄付していただき、その古本の買取相当額を犯罪被害者支援に活用する活動である。当署では、犯罪被害者週間に長野犯罪被害者支援センター及び松本市の協力を得て、「ホンデリングイベント」を実施している。